潔癖症の過剰なトイレ作法に迫る!「間接ケツ」を防ぐため…
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インフルエンザが流行する季節となり、コンビニでもアルコール消毒関連の商品が多く見られるようになった。
日本人の潔癖化傾向が進んでいると言われる昨今、身なりを整えることや部屋をキレイに保つこと自体はとてもいいことだが、それが行き過ぎると少々厄介なことになってしまうこともあるらしい。
■潔癖症のトイレの仕方が徹底的過ぎて逆にすごい。
「潔癖症の方がアルコール消毒を常備しているのは常識です。」と豪語する潔癖歴5年30歳男性に潔癖症の実態を聞くことができた。
―どんなものが触れないですか?
「僕くらい潔癖症をこじらせると、電車のつり革、エスカレータの手すり、ドアノブなど、他の人の手が触れるものすべてが敵に見えてしまいますね。なかでも、一番神経をすり減らすのがトイレです。家のトイレなら安心して用を足せますが、外出中に便意・尿意が来てしまったら軽くパニック状態」
―大変そうですね。
「ただ、トイレによっては大丈夫なんです。それは和式トイレ。和式トイレであればお尻と便器と直接触れることがないため、たとえ便器自体が汚かったとしても天国のようなもの。息さえ止めていれば、難なくことを終えることができます」
―和式は苦手な人も多そうですが…
「大変なのは洋式のほうです。『間接ケツ』という言葉が、我々潔癖症界隈のなかにはあるのですが…」
―間接キスならぬ間接ケツですか。
「はい。トイレの便座を通じて、他の人のお尻に触れるので『間接ケツ』です。気持ち悪いことこの上ないですよね。ほんと、洋式トイレなんてこの世から消え失せてほしい」
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■洋式トイレにも攻略法があった!
―でも、洋式トイレが圧倒的に多いこの時代、使わないでいるのも難しいかと思いますが…
「そうですね。だから、対策は徹底的にとります。たとえば、合コンのお店もトイレで決めます。清潔なのはもちろんのこと、『トイレクリーナー』があるかが重要なポイントです」
―便座を消毒するため、備え付けられている店も増えてきましたよね。
「はい。いい傾向です。でも、まだ信用するのははやい。『間接ケツ』の威力は相当なので、それじゃ足りないんですよ。ではどうするか? 答えは『太ももと便座の間に手を挟む』です」
―手は便座に触れていいんですね。
「手は洗えば済みますから」
―トイレットペーパーを使えばいいのでは?
「エコに配慮しているだけです。日本人の心に息づくサムライ精神、勇気ある自己犠牲という面もあります。正直、昔はお尻を拭くときありえない量のトイレットペーパーを使っていましたが、今は持ち運び可能な携帯用ウォシュレットを使用しています」
―環境面への配慮、感心しました。
「でも、トイレの水の跳ね返りを防ぐために先に大量のトイレットペーパーをつけておくので、結局エコにはなってないかも」
潔癖症の過剰な「トイレ作法」が浮き彫りになった今回のインタビュー。「トイレクリーナー」が一日でもはやく全国のトイレに普及することを願うばかりだ。
(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)