休みはいらないくらい仕事が好き…既婚者の方がそう思いがち
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昨今、いわゆる「ブラック企業」のような、従業員を休みなく働かせる劣悪な職場環境について社会全体から厳しい目が向けられています。
そんななか、「休みはいらないくらい仕事が好き」という人はどれくらいいるのでしょうか?
これについて、20代から60代の社会人676名(男性:468名、女性:208名)を対象にアンケートを実施しました。
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◆休みはいらないくらい仕事が好きだ
まず、全体の結果を見てみましょう。
1割を切る結果となっており、やはり「休みはいらない」と思えるほど自分の仕事に心酔する人はごく少数であることがわかります。
「仕事は好きだけど、それは休める日があってこそのこと」(30代男性)という内容の声も聞かれることから、91.9%の人が仕事をイヤイヤやっているということにはならないと言えるでしょう。
男女別に見ると、「休みはいらないくらい仕事が好きだ」と回答した男性は8.3%、女性は7.7%となっており、男女差もあまり生じませんでした。
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では、年代別にみるとどうでしょうか?
【年代別・「休みはいらないくらい仕事が好きだ」と回答した割合】
こちらは、数字に差が見られます。
新人・若手といえる20代から働き盛りの30代にかけて数字が上がり、40代以降は全体の平均値より低い数字になっていますね。自分の裁量が大きくなる30代は、最も仕事に没頭したくなる年頃なのかもしれません。
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そして最後に、気になる数字を紹介しましょう。未・既婚別の数字です。(未婚者:340名、既婚者:336名)
【未既婚別・「休みはいらないくらい仕事が好きだ」と回答した割合】
このように、既婚者のほうが明らかに高い数字が出ています。
家族や子供のために頑張るという背景があることがより仕事へ熱中させるのか、家庭でストレスを得ることから「休みはいらない」という思いをもつのか、仕事に熱中する人ほど結婚できる割合が高いのか……。
どのような要因があるのか判断しにくいところですが、仕事と家庭・結婚生活の関係性を考えるうえで興味深い結果となっています。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の社会人男女計676名