1日1食お粥にすれば…ダイエット&二日酔いにも効果あり!
こんにちは、精進料理研究家、食ライターの麻生怜菜です。
12月も後半に突入し、忘年会やイベントが盛りだくさんの時期ですね。普段とは違う食生活でお腹回りがちょっとポッコリという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時期に我が家で作る頻度が高くなるのが「お粥」です。
風邪気味というときはもちろん、二日酔いや前日の食べ過ぎ等、胃の中をリセットしたいときにも抜群の効果が感じられます。お粥は、お寺でも取り入れているところが多く、経典の中にもお粥に「10の功徳」があると書かれているのです。
1:肌艶を良くする
2:気力が増す
3:長命に
4:食べ過ぎにならず
5:血行を良く
6:胸やけもせず
7:風邪にかからない
8:空腹をおさえ
9:のどの乾きを止め
10:便通が良くなる
※粥有十利(しゅうゆうじり)より
さらにお粥は、米が膨張するので、実際には少しの米量ですがたくさん食べているように感じられます。満腹効果があるので、無理することなくダイエットの効果が期待できますよ!
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毎食ごとにお粥を炊くのは面倒ですが、スープジャー等の保温容器を使えば、放置するだけで美味しいお粥が出来上がります。
【スープシャーでつくる、ほっとくだけシンプル粥】
※材料(1人分)
ごはん:お茶碗半分(100g程度)
お湯:200ml
塩:ひとつまみ
※作り方
材料を全てスープジャーに入れ、2時間ほど置いて完成!
朝ごはんに食べたいときは、寝る前に準備してもOKです。これならランチに持ち歩くことも可能ですね。しかも、保温力だけで調理するので、電気代も節約できてエコです。
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二日酔いの方は、大根おろしや梅を入れてみましょう。
【スープシャーでつくる、二日酔い復活粥】
※材料(1人分)
ごはん:お茶碗半分(100g程度)
お湯:200ml
大根おろし:50g
梅肉:小さじ1
※作り方
材料を全てスープジャーに入れ、2時間ほど置いて完成!
大根には、消化を助ける消化酵素が含まれているため、胃もたれ・吐き気の改善が期待できます。また、アルカリ性の梅干しを食べることで、お酒で酸性になったカラダとのバランスを整えることができます。
これにプラスして、玄米でお粥をつくれば、胚芽などに含まれる栄養も一緒に摂取できます。
お寺で取り入れられているお粥は、カラダの調子をととのえ、ココロもスッキリ整えてくれるリセット飯です。現代の忙しい方にもオススメですよ! 1日のうち1食をお粥に変えて、快調な年末年始を過ごしてみてはいかがですか?
(文/精進料理研究家、食ライター・麻生怜菜)