【あさイチ】イノッチも激怒!「モラハラ」の付き合い方とは
NHKの『あさイチ』といえば、V6の井ノ原快彦が司会を務める人気番組。その21日放送回で「夫から妻へのモラハラ」特集が放送され、大きな反響を呼んでいる。
モラハラする人って、外面良いし、幼稚園の先生とかには「妻はいつも大変だと思う」みたいな事言うから「優しくていい旦那様ですよね」とか言われるパターン。
しかし、営業や物販の人にはメッチャ横柄な態度!あの、手のひら返し方は笑えない(笑) #あさイチ— ひらたひろえ (@yuriykkapple) December 21, 2015
井ノ原さん、上っ面な会話じゃなく本当に辛い目にあってる人はどうしたらいいの?って半ば怒り顔で食いついていたでしょ。あのパワー必要ですね。あさイチ派生の特番で何回も話を深められるのが理想だなぁ。モラハラだけじゃなく。公共放送の役目!#あさイチ
— 海棠 陸 (@rikukaidou) December 21, 2015
番組内では多くの被害者女性たちにインタビュー、家庭内モラハラ被害の実態を伝えていた。しかし実際、世間ではどれくらいの人たちが被害者、および予備軍にあたるのだろうか。
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■モラハラ受けやすい自覚アリな人は2割弱!
アンケートツール「マインドソナー」によれば、全体のおよそ2割が「自分はモラハラ体質の人から攻撃を受けやすいタイプだと思う」と回答。被害者になりやすい自覚アリな人は、少なくないようだ。
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■モラハラ被害にあいやすい人の特徴は?
家庭内、および職場内等でモラハラの被害にあいやすい人はどんな特徴があるのだろうか。専門家に話を聞くと…
・強く言い返せない
・争いを好まない
・基本的にまじめ
・優しく、人の役に立つのが好き
・劣等感があって「自分にも責任がある」と考えがち
・良くも悪くも我慢強い
などの傾向があるとのこと。上記の特徴に当てはまる人は、現在被害を受けていなくとも十分「予備軍」の可能性がある。
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■経験者が語るモラハラ防止策!
モラハラに対する防止策はどんなことがあるのだろうか。「複数の職場でモラハラ被害にあった経験がある」と語るKさん(25歳・男性)に話を伺ってみることに。
「僕の第一印象は『優しそう』『怒らなそう』らしく、実際そういう性格なのですが、僕みたいな人間は格好の標的になるようです。以前、働いていた職場では女上司Fのサンドバッグになってましたね」
―サンドバッグとはどういうことでしょうか。
「その名の通り、何を言われても反抗しない、という感じです。モラハラ体質の人は傲慢で自分が偉いと思って疑わない人が多いので、言い返さない人間を見るとコテンパンにしてきます」
―どうして言い返せないのでしょうか?
「やり方が陰湿なので、最初は理不尽だと感じても、心理的に委縮していくんですよ。小さなミスをするとすぐに『私がどれだけ忙しいのかわかってるの!?』と言われたり、他の社員に聞こえるようにあえて大きな声で叱られたり」
「上の写真は実際に受け取ったメッセの写真。僕がなにかミスするたびに『意味のわからない日本語だね」『本当に文学部だったんだよね?』みたいに、嫌味つきで返事が来るんですよ。こっちとしては『自分が仕事できないせいもある』って思っちゃうんですけど、学歴差別は普通に考えてアウトではないでしょうか」
―これが毎日というのはなかなかキツそうです。
「職場でのモラハラ社員にありがちなのが『仕事というオフィシャルなものなら、何を言ってもいい』という考え方です。個人的に言ったらアウトなことでも、仕事という盾があれば『教育的指導』になるような気がしませんか? 実際はただイライラを部下にぶつけてるだけなんですけどね」
―防止策はありますか?
「まず第一に『媚びない』『機嫌を伺わない』こと。モラハラ加害者は実は小心者が多く、自分を何とも思ってない人には攻撃してこないことも多いです。反抗的に接する必要はなく、ただ『私はあなたのおもちゃじゃないですよ』と態度で伝えるんです。そのうちモラハラもなくなるのではないでしょうか」
誰もがいつ被害にあうかわからないモラハラ。心の中にとどめておくに越したことはない。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)