【気をつけろ】居酒屋で隣客に名刺を渡したサラリーマン。何が問題か
世間は忘年会シーズンまっただ中。連日の飲み会で疲れきっている人も少なくないだろう。ついつい酔っ払ってヘマをしてしまった人もいるのではないだろうか。
「記憶がない」「吐いてしまった」「他人に絡む」など、わかりやすい酔い方をする人がいる一方、なかには勢いで「隣席の客に名刺を渡してしまう」という人もいる。実はこの行為、後に大きな失敗につながることもあるという。
人はなぜ名刺を渡してしまうのか。居酒屋で名刺を渡すことにどのようなリスクがあるのか。経験者の話を聞いた。
◆他の客に名刺を渡すサラリーマンの後悔
都内の建設会社で勤めるMさん(33才・男性)は、居酒屋での「名刺渡し」で失敗した一人だ。
――なぜ名刺を渡してしまったのでしょうか?
よく覚えていないのですが、日本酒を一人で5合ほどあけたところで、他の客に絡んでしまったみたいなんです。それで「名乗り遅れましたが、わたくしこういう者で…」というかんじで20代前半の若者に名刺を渡したんです。
――よく名刺を渡してしまう?
酔うと老若男女かかわらず渡してしまいますね。そのときは、名刺を渡した相手がマズかった。
――どんな相手だったんですか?
以前の取引先の会社だったんです。ただし、その若者が若かったのでまったくわからなかった。その後、名刺を受け取った若者がうちの会社の別の人間に「御社のMさんから名刺をいただきました」と連絡を入れてしまったんです。それから、会社で呼び出されました。
――それは問題ですね
「調子にのって居酒屋で名刺を渡すな」と強く注意されました。ほかにも、私の同僚で面倒なことになった奴がいます。実は名刺を渡した居酒屋客がしつこい勧誘で有名なある商材の営業マンだった。連絡先を知られたせいでしつこく電話の営業がかかってきてしまったんですよ。
――名刺を渡さないために注意していることは?
居酒屋ではバッグから名刺を出さないというのが何より大事です。それでも酔っ払って名刺を渡してしまうことがあるので、飲みの場では名刺はバッグの奥にしまっておくのが一番です。
(文/しらべぇ編集部)