昆虫料理に挑戦!「ハチの子」はあの魚の味にそっくりだった

2016/01/17 18:00


昆虫食

阿佐ヶ谷にあるカフェバー「よるのひるね」。新年から昆虫食イベントが行われているとのことで、取材に行ってみた。

店内には約15名の男女がおり、昆虫を食べようとスタンバイ。このあと、参加者が自ら調理して昆虫を食すことになる。今回のメニューは…

・焼き餅 イナゴ味噌風味

・オオスズメバチのなます

・ハチの子のうまき卵

・バッタの天ぷら


どんな味か想像がつくだろうか…? 上記から3品をチョイスし、それぞれの味を解説していこう。


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■イナゴの味噌が絶品の「焼き餅」

【調理法】

①白味噌、砂糖、酒、みりんを混ぜ、レンジに1~2分かけて軽く煮詰める。

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②イナゴを炒って水分をとばし、包丁などで叩いて細かくし①に混ぜる。

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③餅を焼いて味噌を塗る。

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甘味がある濃いめの味噌に、イナゴの香ばしさがアクセントとなって参加者からも評判が良い。 イナゴ味噌は瓶に入れて家に置いておきたいほどだ。


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■見た目のインパクト絶大な「オオスズメバチのなます」

【調理法】

①スズメバチのさなぎを茹でる。

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②すし酢半分に①のさなぎを30分ほど浸ける。

③大根、にんじんの皮を剥き、千切りにしたら塩をふって軽く揉み、15~20分おく。

④しんなりしたら、水1~2カップを加え布巾に包んできつくしぼり、残りのすし酢で和える。

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今回、なますに「タイワンタガメ香料」を2、3滴垂らしてみたところ、洋梨の味に似ているタガメ特有の香りが強く、むせかえってしまった。タガメの香料を使うときは注意してほしい。

オオスズメバチのさなぎはインパクトはあるものの、味はさっぱりしていて程よく固さがあり、食べごたえ抜群だ


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■うなぎのような味わい「ハチの子のうまき卵」

【調理法】

①ハチの子をフライパンで火を通す。

②ボウルに卵、砂糖、みりん、醤油を入れ混ぜる。

③フライパンに②を流し、半熟になったらハチの子を敷き詰め卵焼きを作る。

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④巻きすで形を整えて切り分ける。

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ハチの子の味は主張が強くないので、それほど虫っぽく感じない。初心者でも抵抗なく食べられるのではないだろうか?

味は食味センターでも実証済みであるように、うなぎのような淡白な味がする! 卵の優しい味とよく合っている。


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■昆虫食イベントは定期的に開催

おまけで、タイワンツチイナゴを揚げてくれた。

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下味なしでの素揚げだが、やはり揚げたては格別なおいしさだ。イベント参加者からは、酒のつまみにしたいとの声も。 なお、昆虫料理の関連イベントは定期的に開催とのことなので、興味のある方はぜひ参加してみてほしい。

よるのひるね
東京都杉並区阿佐谷北2-13-4 1
営業時間  18:30~翌2:00(ラストオーダーは1:30)、定休日は火曜日

(取材・文/しらべぇ編集部・小笠原奈々

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