昆虫料理に挑戦!「ハチの子」はあの魚の味にそっくりだった
阿佐ヶ谷にあるカフェバー「よるのひるね」。新年から昆虫食イベントが行われているとのことで、取材に行ってみた。
店内には約15名の男女がおり、昆虫を食べようとスタンバイ。このあと、参加者が自ら調理して昆虫を食すことになる。今回のメニューは…
・焼き餅 イナゴ味噌風味
・オオスズメバチのなます
・ハチの子のうまき卵
・バッタの天ぷら
どんな味か想像がつくだろうか…? 上記から3品をチョイスし、それぞれの味を解説していこう。
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■イナゴの味噌が絶品の「焼き餅」
【調理法】
①白味噌、砂糖、酒、みりんを混ぜ、レンジに1~2分かけて軽く煮詰める。
②イナゴを炒って水分をとばし、包丁などで叩いて細かくし①に混ぜる。
③餅を焼いて味噌を塗る。
甘味がある濃いめの味噌に、イナゴの香ばしさがアクセントとなって参加者からも評判が良い。 イナゴ味噌は瓶に入れて家に置いておきたいほどだ。
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■見た目のインパクト絶大な「オオスズメバチのなます」
【調理法】
①スズメバチのさなぎを茹でる。
②すし酢半分に①のさなぎを30分ほど浸ける。
③大根、にんじんの皮を剥き、千切りにしたら塩をふって軽く揉み、15~20分おく。
④しんなりしたら、水1~2カップを加え布巾に包んできつくしぼり、残りのすし酢で和える。
今回、なますに「タイワンタガメ香料」を2、3滴垂らしてみたところ、洋梨の味に似ているタガメ特有の香りが強く、むせかえってしまった。タガメの香料を使うときは注意してほしい。
オオスズメバチのさなぎはインパクトはあるものの、味はさっぱりしていて程よく固さがあり、食べごたえ抜群だ。
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■うなぎのような味わい「ハチの子のうまき卵」
【調理法】
①ハチの子をフライパンで火を通す。
②ボウルに卵、砂糖、みりん、醤油を入れ混ぜる。
③フライパンに②を流し、半熟になったらハチの子を敷き詰め卵焼きを作る。
④巻きすで形を整えて切り分ける。
ハチの子の味は主張が強くないので、それほど虫っぽく感じない。初心者でも抵抗なく食べられるのではないだろうか?
味は食味センターでも実証済みであるように、うなぎのような淡白な味がする! 卵の優しい味とよく合っている。
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■昆虫食イベントは定期的に開催
おまけで、タイワンツチイナゴを揚げてくれた。
下味なしでの素揚げだが、やはり揚げたては格別なおいしさだ。イベント参加者からは、酒のつまみにしたいとの声も。 なお、昆虫料理の関連イベントは定期的に開催とのことなので、興味のある方はぜひ参加してみてほしい。
【よるのひるね】
東京都杉並区阿佐谷北2-13-4 1F
営業時間 18:30~翌2:00(ラストオーダーは1:30)、定休日は火曜日
(取材・文/しらべぇ編集部・小笠原奈々)