ボス戦はあっち向いてほい!お姫様救出アドベンチャーサラトマ

2016/01/23 10:00


どうも、ゲーマーアナウンサーのあいちぃこと横町藍です!

レトロゲーム好きを公言したところ、たくさんの人(特におじさま)と昔話で盛り上がる機会が増えました! この記事も読者様の話すネタのキッカケになれば幸いです。

さて、今回ご紹介するのは「サラダの国のトマト姫」通称・サラトマです。

ゲーム

サラトマは、1984年にPC版で発売されたアドベンチャーゲームです。その4年後にFC版に移植され、親がプレゼントしてくれたのがキッカケで私の元へとやってきました。内容や評判ではなく、おそらく今でいうところのCDのジャケ買いみたいな感じで、描かれたキャラが可愛くて買って来てくれたのでしょう。

私は、PC版は未プレイなので本記事ではFC版について書きますね。発売から30年近く前のゲームなので、ネタバレはご容赦ください。

ゲーム


画像をもっと見る

ゲームの基本内容

さらわれたサラダの国のトマト姫を助けるべく、プレイヤーはキュウリ戦士として立ち上がります。お供のかきっぱちと共に「いどう」や「しらべる」などのコマンドを選択しながら物語を進めていきます。


関連記事:『釜飯』を一度も食べたことがないアメリカ人が試食!結果は…

サラトマの斬新なところ

その1~文面に漢字を使用~

当時、ドットという制限がある中で非常に画期的だったのではないでしょうか。画数の多いものはありませんが、幼かった当時はほどよく勉強になりました。

その2~謎の第三者の存在~

かきっぱちがお供になることは前述しましたが、天の声がたびたび登場します。これがなかなかの曲者。誰もいないのにとりあえず「ほめる」コマンドを選択しようものなら、「きれいな人でもいればほめてあげるんですけど?」という回答が返ってきます。ほかにも「○○するんですけど?」などと、小バカにされてると感じる回答をしてきます。

以前某所で問い合わせ対応の仕事をしていた時に、「?は威圧的に見えるから、メールの文面では使わないように」と教えられました。(例:いかがでしょうか?→いかがでしょうか。)その影響なのでしょうか、昔は気にならなかったのに…。

さらに、「しらべる」コマンドを選択すると「あっ、」と期待させておきながら「なにもありませんでした。びっくりした?」とおちょくってきます。ぐぬぬ…と堪えながらゲームを進める忍耐も必要です。

その3~ボスとの戦い方~

サラトマの特徴といえばボス戦は外せません。ボスと闘うのはなぜかかきっぱち。そして戦闘方法は”ジャンケン”からの”あっち向いてホイ”! 怖そうなボスが登場しても、そしてラスボスまでも、あっち向いてホイで勝敗が決まるのです。ちなみにBGMも、ポップな曲調が最終戦ですら変わりません。これがサラトマスタイルなのです。

ゲーム

※本編にないストーリーは説明書に記載。それも昔のゲームっぽい。


関連記事:1985年に繰り広げられていたファミコンのオリンピック!

昼ドラ顔負けの家族構成

パッケージから戦闘シーンから、なんとなく絵本の世界のような可愛いゲームですが、大人になった今だからこそ疑問に思うことも。

このゲーム、オニオン王の娘のトマト姫を助けに行きます。ん? オニオンの娘がトマト…?

そして、トマト姫を救うべく立ち上がったレジスタンスがいるのですが、ここにいるのが「アップルリサ」という、ノーミン族(ゲーム内で敵に位置する人間たち)とオニオン王との間の娘です。彼女はトマト姫のお姉さんなのですが、見た目は完全に人間。…複雑です。

また「レタス王子」なる人物…いや野菜物?が出てきます。このキャラはメークイン4世の子供。う~ん、じゃがいもの息子がレタス? あれ、姫の兄弟が王子じゃないの? でも親が違…純真無垢な幼いことは何とも思いませんでしたが、今思うとなんかドキドキします。

ちなみに記事を書くために1から再プレイしてみましたが、混乱は深まるばかりでした。真相をご存知の方は私までご連絡ください…。

ゲーム

※主人公をはじめ、多彩…いや、多菜なキャラがいっぱい!

関連記事:ついにポケモンも!「位置情報」を使ったゲームアプリ3選

サラトマは現在もプレイ可能

懐かしいなと思った方も、やってみたいと思った方も、現在はWiiもしくはWii Uのバーチャルコンソールでダウンロードプレイすることが出来ます。難易度は結構高めだと思うので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

(文/横町藍

ゲームコラムファミコン
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング