今年も再燃!義理チョコ無用論、モテる層は支持する傾向
いわゆるバレンタイン・デー(2月14日)は、そもそもキリスト教の「セント・バレンタイン・デー」。一部の宗派で聖人・バレンタインの殉教を記念する日とされてきた。
日本では独自の進化…もとい変化を遂げ、女性が男性にチョコレートを贈る日になっているのはご承知の通り。
これまた日本特有の風習「お裾分け」との混交で、職場や学校など男女が席を同じくする場所には「義理チョコ」なる風習のまん延も見られる。現時点で、今年の義理チョコをいくつか手中にしている男性も多いことだろう。
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■義理チョコ廃止、及び腰?
しらべぇ編集部の調査によると、「職場や学校などで『義理チョコ』の廃止を提言したことがある」という人の割合は7.1%。
「みんなやってることだし」「言い出しっぺにはなりたくないし」という日本的横並び意識が色濃く反映されているとまで言い切ることはできないものの、思いのほか低い数値に終わった。
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■無用論は「モテ層」がリード
さらに調査を進めて意識別では、「モテる」「美男・美女」を自任する「モテ層」で数値が跳ね上がる。それぞれ17.4%・13.8%が「チョコレートのばらまき」に疑問を呈してきたようだ。
一日限りの「男女仲良しごっこ」にあえて加わる必要がない恵まれた人々にとっては、アホらしすぎる風習なのかもしれない。
とりわけ女性では、百貨店の特設コーナーなどへ赴いての「まとめ買い」で、少なからぬ負担を強いられてしまうとあっては、無用論に傾きたくもなるだろう。
男性では、義理チョコへの「お返し」を半ば強要される「ホワイトデー」の面倒くささが背景にあるかもしれない。エビでタイを釣るでもなかろうが、義理チョコを渡すついでに「ホワイトデー、期待してるからね♡」的な発言が女性の側がもたらすケースはままある。
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■別角度でも「モテ層」の支持
こうなってくると、現代の「義理チョコ」は義理を超越し、もはや「義務」の領域へ近づいているのかもしれない。
別の調査では、「義理チョコの『義務チョコ』への改名に賛成したい」という人が23.7%に上る。「モテる」「美男・美女」の層では共に32.4%に達し、ここでも「モテ層」は義理チョコに厳しい態度を見せつつ「無用論」をリードしているようだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1,340名