春節でホテル代が最大17000円も高騰!お得なのは意外な場所
「オリンピックを前にホテルが足りない!」
「外国人観光客の爆発的増加で、出張先でホテルが取れない!」
「ビジネスホテルの宿泊費が高騰している!」
そんな話題を最近よく耳にする人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、とくに中国を中心にアジアからの観光客が増加した2016年2月の「春節」の時期とその後を比較して、首都圏1都3県のホテルを対象に、実際にどのくらいの宿泊価格差が生まれたのかを調査した。
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■アクセス便利な「品川」「汐留」で宿泊費が高騰
まず、東京都内でホテルの平均価格が高騰したと考えられるのは、その差が16,650円にものぼった「品川」や、その差15,966円の「汐留」といった空港からのアクセスに便利なエリア。
外国人観光客からも、日本のビジネスマンからも重宝される立地のホテルである。
それに次いで「日本橋」(平均差額12,889円)や「渋谷」(平均差額12,205円)でも春節の時期に、大きな価格差が生まれていたことがわかる。
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■神奈川では観光地「真鶴」「箱根」や「横浜」方面で高騰
一方、東京に隣接して羽田空港からも近く、観光資源も豊富な神奈川県では、湯河原に隣接する「真鶴」が春節時期、平均で7,896円宿泊費が高かったのが最大の増加。
それを筆頭に、「箱根湯本」(差額7,659円)、横浜(差額4,035円)など、外国人にも人気の観光スポットで宿泊価格の高騰が見られた。
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■じつは少し安かった「千葉」「埼玉」
春節の時期とその後で、さほど大きな価格の変動が認められなかったのは、「千葉」、「埼玉」エリア。
成田空港の周辺など一部を除けば、むしろ春節の時期の平均宿泊費は下がっていた傾向にあり、この期間関東方面への国内旅行や、出張の計画がある場合、あえて「千葉」「埼玉」を選んで節約するというのは手かもしれない。
かっこのホームページでは、1都3県の駅別で、さらに細かい平均宿泊費のデータを掲載している。出張や旅行の際の参考に、ぜひ、チェックしてみていただきたい。
(文/かっこ株式会社・成田武雄)
<調査概要>
首都圏のホテルについて、インターネットから、2016年2月13日(土)と20日(土)の素泊まり1人プランの2,221件の宿泊費データを取得。13日を春節中、20日を春節後として、最寄り駅別に両日のホテル宿泊平均価格を可視化。なお、平均を算出するにあたり、ホテルの数が3件に満たない駅は対象外とした。