春節でホテル代が最大17000円も高騰!お得なのは意外な場所

2016/03/05 15:00


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「オリンピックを前にホテルが足りない!」

「外国人観光客の爆発的増加で、出張先でホテルが取れない!」

「ビジネスホテルの宿泊費が高騰している!」


そんな話題を最近よく耳にする人も多いのではないだろうか。

そこで今回は、とくに中国を中心にアジアからの観光客が増加した20162月の「春節」の時期とその後を比較して、首都圏13県のホテルを対象に、実際にどのくらいの宿泊価格差が生まれたのかを調査した。


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アクセス便利な「品川」「汐留」で宿泊費が高騰

まず、東京都内でホテルの平均価格が高騰したと考えられるのは、その差が16,650円にものぼった「品川」や、その差15,966円の「汐留」といった空港からのアクセスに便利なエリア。

外国人観光客からも、日本のビジネスマンからも重宝される立地のホテルである。

それに次いで「日本橋」(平均差額12,889円)や「渋谷」(平均差額12,205円)でも春節の時期に、大きな価格差が生まれていたことがわかる。

東京上位10駅


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神奈川では観光地「真鶴」「箱根」や「横浜」方面で高騰

一方、東京に隣接して羽田空港からも近く、観光資源も豊富な神奈川県では、湯河原に隣接する「真鶴」が春節時期、平均で7,896円宿泊費が高かったのが最大の増加。

それを筆頭に、「箱根湯本」(差額7,659円)、横浜(差額4,035円)など、外国人にも人気の観光スポットで宿泊価格の高騰が見られた。

神奈川上位10駅


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■じつは少し安かった「千葉」「埼玉」

春節の時期とその後で、さほど大きな価格の変動が認められなかったのは、「千葉」、「埼玉」エリア。

成田空港の周辺など一部を除けば、むしろ春節の時期の平均宿泊費は下がっていた傾向にあり、この期間関東方面への国内旅行や、出張の計画がある場合、あえて「千葉」「埼玉」を選んで節約するというのは手かもしれない。

県別差額

かっこのホームページでは、13県の駅別で、さらに細かい平均宿泊費のデータを掲載している。出張や旅行の際の参考に、ぜひ、チェックしてみていただきたい。

(文/かっこ株式会社・成田武雄

<調査概要>

首都圏のホテルについて、インターネットから、2016213日(土)と20日(土)の素泊まり1人プランの2,221件の宿泊費データを取得。13日を春節中、20日を春節後として、最寄り駅別に両日のホテル宿泊平均価格を可視化。なお、平均を算出するにあたり、ホテルの数が3件に満たない駅は対象外とした。

かっこ株式会社ホテル中国調査
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