関東人衝撃!関西人の2割がちらし寿司に「ちりめんじゃこ」を入れる
味をつけたしいたけやにんじん、油揚げなどを入れた昔ながらのちらし寿司は、豪華さはないものの非常に味わい深い。
入れるものはだいたい決まっているが、京都を中心とした関西圏では、関東などほかの地域では普通入れないものをちらし寿司に入れることがあるようだ。
それはなんと『ちりめんじゃこ』。全国の20代から60代の男女1,383人に「ちらし寿司にちりめんじゃこを入れる?」とアンケートを取ったところ、関西圏だけが2割以上「入れる」と回答したのだ。
割合としては京都が29%ともっとも多く、次いで大阪の23.8%、奈良の23.8%、兵庫の18.6%という順になっていた。いったいこれはなぜなのか?
じつは、ちりめんじゃこを入れたちらし寿司は京都発祥の『京風ちらし寿司』として知られており、関西に住む年配の方たちは「ちらし寿司にはちりめんじゃこが無いとダメ!」という人も少なくないのだとか。
いまではミツカンの『五目ちらし』や永谷園の『すし太郎』などを使い手軽にちらし寿司を作れるようになったため、京風ちらしは前よりも食べられなくなった。
しかし、高級スーパー・成城石井はちりめんじゃこを入りのちらし寿司の素を販売するなど、本格派を求める人は京風ちらしを好むことが多いようだ。
記者もつい最近、京風ちらしというものがあることに気づき、ちりめんじゃこを入れたちらし寿司を初めて食べたのだが、じゃこの香ばしさと旨味がプラスされ、いつものちらし寿司よりもワンランク上の美味しさに感動してしまった。
ちらし寿司好きにはぜひ一度チャレンジしてみてほしい、ちりめんじゃこ入りの『京風ちらし寿司』、期待を裏切らない美味しさだぞ!
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)