会議中に強烈な不毛感に襲われたことがある人は31.5%!出来レースとの叫びも…
ほとんどの会社員のスケジュールには、「会議」という項目が入っているでしょう。プロジェクトの進捗確認、新規事業の立案会議など、何か目的があってこそ組まれる会議。忙しいビジネスパーソンには、学生時代のようになんとなく学校の食堂に集まり、「何しようか?」というとこから始まるような無駄な議論をしている暇などないはずです。
とはいえ、「すべての会議が本当に有意義なものなのか?」という疑問が浮かびました。あなたの会社でも、会議室からまるで寝起きのような顔をして退屈そうに出てくる人がいるのではないでしょうか?
そこで今回、しらべぇ編集部では以下のようなアンケート調査を実施してみました。
「仕事の会議中に、強烈な不毛感に襲われたことがありますか?」(20代から60代の男女530人が対象)
ある:31.5%
ない:68.5%
このように31.5%の人が、強烈な不毛感に襲われた経験があると回答しました。では具体的にどのような場面で感じたのかをフリーアンサー形式で聞いてみたので、特に目立った意見の一部を紹介しましょう。
「どうせ偉い人の判断で結論は決まるのに、長々と現場の意見を言わされて、とりあえず参考にすると言って終わらされたとき。反映されたことはまずないし、出来レースのようなもの」(30代男性)
「わざわざ、朝早くから集まったのにメールで済むような内容ばかり。しかもただの現状報告のようなことばかりで、後半からほぼ聞いていなかった。朝ごはんに買った温かいマフィンが冷めてしまうのではないかということの方がよっぽど気になった」(40代女性)
「取引先との会議で、お互い勘違いしていた点があり、『言った』、『言ってない』の論争になりました。前の会議の再現のようなことも始まり、全く進歩のない話し合いが続きました…」(30代男性)
「営業の会議で達成目標を立てていく定例会があるのですが、いつもチームリーダーが、『もし達成できなかったらどうするの?』、『もし急に断られたらどうするの?』など、“もしもシリーズ”を始めるので、いつもすごい長い会議になる。そんな仮定の話ばかりしても仕方ないとほぼ全員の人が思っているはず。全く内容がない…」(20代男性)
寄せられた意見をみてみると、会議で自分の意見が全く反映されず、いる意味がないと感じたときに、不毛感に陥っているケースも少なくないという印象を受けました。アンケート結果を年代別みてみると、20代が39.8%と不毛感を感じる割合が最も高くなっており、年代が上がるにつれて、減少傾向にありました。
年功序列の会社がまだ多いことから考えると、会議では“何を言うか”よりも、“誰が言うか”という要素の方が強い影響力があると言えるのかもしれません…。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(火)
対象:全国20代~60代の男女530名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)