交通事故死した動物を「見える化」 事故防止に役立つマップ

2016/06/26 17:00


どうも地図地理芸人の火災報知器の小林です。

これから夏に向けて車に乗って海に行ったり、山に行ったりと、ドライブに出かけることが多くなると思います。楽しいドライブですが、道路で「車にひかれてしまった動物を見ることもあるはず。もう本当にどうしようもない気持ちになります。

「人間が動物の敷地に勝手に道を作り、金属の塊に乗って猛スピードで突っ走るから! 人間の身勝手でー!」ともののけ姫的な発言をしてしまいそうになります。

さて、このような痛ましい事故を少しでも減らそうと挑んでいる地図があります。それが富士山動物交通事故死マップ」です。



■富士山周辺の動物の事故死を確認

このマップは2014年から1年間富士山周辺の道路をまわり、そこで事故死した動物を地図化し、動物のシルエットで見えるようにしたマップなのです。

(画像は富士山動物事故死マップのスクリーンショット)
(画像は富士山「動物交通事故死」マップのスクリーンショット)

このようにGoogleマップ上に、ニホンジカやタヌキ、鳥類やテンなど、事故死してしまったさまざまな動物たちが現れます。

(画像は富士山動物事故死マップのスクリーンショット)
(画像は富士山「動物交通事故死」マップのスクリーンショット)

シルエットをクリックすると、どこで事故があったのか、事故現場をストリートビューで見ることも可能。

それだけでなく、右上には日時や時間も。山開きになってこれから富士山方面へドライブに向かう方も多いと思いますが、その前にぜひこのマップを見て少しでも注意する気持ちを強めてもらいたい!

ちなみにもし轢死にあった動物を見かけたら「#9910」(道路緊急ダイヤル)へお電話を。ここだとただ処理するだけではなく、どうしたら動物の事故死が減るのか、データを取って柵を作ってくれたりと対策を考えてくれます!

・合わせて読みたい→米動物園のゴリラ射殺で大論争 大統領候補トランプ氏も議論に参加

(文/小林知之・火災報知器

コラム動物富士山事故死
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