【衝撃】日本一「呼び捨て」にされていない有名人はあの人
代表作のタイトルが『人間・失格~たとえば僕が死んだら』だったため、放送後20年以上たった今でも
「あ、人間失格」
と街で呼ばれることがある俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。さいきんは、もっぱら合格です。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、さまざまな「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
■呼び捨ては有名税?
芸能人に限らず著名な人物は、色々なあだ名を付けられたり、親近感を持たれ呼び捨てにされることは「有名税」と割り切り、少しぐらい不快に思ってもやり過ごすのが日本の芸能界の風潮。
ですが、そこに対して断固とした姿勢をとり完璧な対策を練っている大御所タレントがいるのをご存知でしょうか?
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■超大御所の…
それは「所さん」です。あくまでもウワサですが、所さんは呼び捨てにされることをひどく嫌い、街で呼び捨てにされないよう、自分の名前がつく番組のタイトルはすべて「所さん」と、付けているとのこと。
たしかに『所さんの目がテン』も『所さんの笑ってこらえて』も「所さん」です。
『タモリ倶楽部』や『ブラタモリ』のタモリさん、『さんまのまんま』『さんま御殿』のさんまさんに比べて世間でも呼び捨てにされている印象が少ないですね。
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■まさかのアノ人
もっとも呼び捨てにされている著名人は誰なのかと調べてみたところ、とんでもない偉人にたどり着きました。 それは「諭吉」です。
読者のみなさまも一度は呼び捨てにしたことがあるのではないでしょうか?
福沢諭吉、日本でもっとも高額な紙幣に肖像画が描かれるほどの偉業を残した偉人が、お札に描かれてしまったがゆえに、呼び捨てにされまくるという悲劇。
千円札の野口英世を「英世」、五千円札の樋口一葉を「一葉」と呼び捨てにする人はあまり見かけません。
どうでしょう、お札は好きな持ち主のところへ帰ってくるともいうことですし、これからは「諭吉さん」と、呼んでみては。
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田 勇樹)