体操に名を残す新技「シライ2」 もし別の名前をつけるなら…
1年に1回ぐらい、自分の名前がGoogleで検索急上昇する俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。
今は関連ワードが「結婚」や「引退」ばかりですが、いつかは映画監督として自分の名前を歴史に名を残したいものです。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
■体操の新技「シライ2」
盛況の中、閉会を迎えたリオ五輪。日本選手も様々な競技の中で大きな活躍を見せました。
なんといっても、今回歴史に名を残した日本選手といえば、跳馬で新技に挑戦し銅メダルを獲得した、体操の白井健三選手。
新技、伸身ユルチェンコ3回半ひねりが「シライ2」と国際体操連盟に認定されました。
「国際的に名前が認められる」といえば、先日発見された113番目の元素「ニホニウム」など、元素の場合は発見された国や地域、科学者の名前に「ニウム」を付けることが国際的に決まっているそうです。
星の場合は、彗星なら発見者の名前、小惑星になると発見者に、いくつかのルールはあるものの「命名権」、つまり自由に命名をする権利が与えられるとのこと。
体操の新技は主要国際大会で初めて成功した選手の名前が付けられるそうです。「シライ/キムヒフン」「シライ2」の他に、ゆかでは「シライ/グエン」や「シライ3」まであるなど、既に「シライ」のバーゲンセール状態。
自由に命名できていたらどんな名前になっていたのかと考えてみました。
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■シライ2に他の名前をつけてみるなら…
筆者は「ノビチェンコ」を、推します。
このコラムでも何度か「言葉を数学的に捉えてみる」ことを提唱してきましたが「”ゆる”チェンコ」が伸身、つまり伸びるのならば、これは言葉を数学的に省略した場合「ノビチェンコ」で、いいのではないでしょうか?
ユルチェンコ自体にも元々の呼び名があるので、「伸身ロンダートから後転とび後方かかえ込み宙返り3回半ひねり」、略して「ノビチェンコ」
覚えやすい上に、「んこ」の部分がなんともいえないかわいらしさを醸し出すこと間違いなしです。
あ、日本でしか通じないか。
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)