タラレバ娘から学ぶ浮気男のロジック「セカンド彼女を作る心理」
水曜22時から日本テレビ系で放送中のドラマ『東京タラレバ娘』。彼氏ができた倫子(吉高由里子)に対し、浮気や不倫の沼にハマっていく香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)。
二人を惑わせるバンドマン・鮫島(平岡祐太)と妻子持ち・丸井(田中圭)には、どんな心理が働いているのか。浮気をさせないための心理テクニックはあるのだろうか。
しらべぇ取材班は心理カウンセラーの園絵氏に分析を依頼した。
■バンドマンと妻子持ちの心理を分析
園絵:バンドマン・鮫島の場合は、香との過去の恋愛が、当時の悪い記憶を忘れ、良い記憶のみ残るような思い出補正をされているのでしょう。
過去の恋愛を美化して思い出す傾向が強ければ、本命彼女のほうが魅力的であっても、過去の交際相手を手放したくないと感じる心理が生まれます。
妻子持ちの場合は、その言葉を信じるのなら、奥様が妊娠中でそばにいない状況と夫婦関係が上手くいっていないことが重なり、心を弱らせているのでしょう。
そのタイミングで小雪の尽くす優しさに気持ちが動かされたのです。理性ではなく、本能で衝動的に行動してしまっているのだと考えられます。
そんなふたりに共通する心理として「クーリッジ効果」があると思われます。
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■男の本能「クーリッジ効果」とは
園絵:「クーリッジ効果」は多くの男性に生まれやすい心理です。新たな性的パートナーと出会うと、性的欲求を回復させる現象を指します。つまり複数に浮気心を起こす原因です。
性衝動に突き動かされているため、この手の心理で動く男性に「永続的な関係を築こうとする意欲」はほぼないです。女性側が「短い期間の相手なら」と考えていないのであれば、そうそうに縁を切るべきでしょう。
ゲーム感覚を満たすため、軽い気持ちで繰り返してしまう人もいます。その手のタイプは征服感や所有感を感じて高揚しますが、目標が達成されると気持ちが冷める傾向にあります。
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■男性に浮気をさせないためには
園絵:相手を支配したり、牛耳ったりしないことです。過度な干渉や束縛は、相手を失望させます。 男性は常に安らぎを求めています。
心理学でラポールと呼ばれる、ふたりの相互信頼関係を構築することで、お互いの心が離れるのを阻止できるはずです。
相互信頼関係とは「心が通い合っている」「どんなことでも打ち明けられる」「言ったことが十分に理解される」関係を指します。
結局、本能に抵抗することをやめたとき、人は浮気をしてしまうのだ。だが、そうした関係は一時的な快楽をともにすることはあっても、幸福につながることは難しい。
そんな相手との関係で本当によいのか、一度考えてみるべきだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ 取材協力:心理カウンセラー園絵)