「マタハラ被害」と大騒ぎ!しかし妊婦側に問題があることも…
マタニティ・ハラスメント(通称・マタハラ)は、働く女性が妊娠をきっかけに 職場で精神的や肉体的な嫌がらせを受けるなどの不当な扱いを受けること。近年は、マタハラの被害が多くなっているとされている。
しかし、しらべぇ取材班が調査をしたところ、「マタハラ被害だ!」と言いつつも、よくよく話を聞けば妊婦側にも多々問題が…ということもあるらしい。職場で実際にあったマタハラトラブルを人々に聞いてみた。
①サボりを注意したら「マタハラ」と言われた
「Aさん(32歳)は、妊娠発覚後から『頭が働かない』と、同僚や後輩に仕事を押しつけ、自分は育児雑誌を読んだりママタレのブログをチェックしたり。
やがて部署の人々から『妊娠中だからってあんなの給料泥棒』と、怒りの声が噴出。上司から頼まれ、Aさんの先輩にあたる私が注意をしました。
しかし後日、Aさんは『マタハラされた! S先輩は子供がいないから妬んで意地悪してきたんです』と…。大騒動になりました。
上司や部署の人々がAさんの問題行動を証言して、正当な叱責だったことが認められましたが…『子供ができないから妬んで…』と言われるなんて、私のほうが侮辱罪で訴えたくなりました」(女性/Sさん・34歳)
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②横柄な態度で嫌われたら「マタハラ」扱い
「うちの部署にいたY先輩(33歳)は、妊娠中に言動が女王様のようになったんです。狭い通路で重なってしまったら『私は妊婦なんだから、あなたがどくべきだよね?』と威圧的に言ってきたり。
動きまわるのは体に良くないと、人を呼びつけては『ジュースを買ってきて』、『あの書類を持ってきて』と命令したり。
偉そうな態度に皆がウンザリして、Yさんから距離を置くようになったら『部署の皆から冷たくされている。マタハラだ』と騒がれました」(女性/Jさん・27歳)
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③お祝いの品を贈らなかったら「マタハラ」
「職場で妊娠したTさん(25歳)は、社内の人々に『ベビたんのためにお祝いお願いしますね』と、欲しい物リストを配布してきました。
しかし、すべてが3万円以上の高価なものばかりで、1ヶ月以内に贈ってくださいとの記載まであり、『非常識すぎ!』と批判が殺到。皆で話し合い『他人にそこまでする必要ない』ということになり、誰も贈りませんでした。
Tさんは『私のベビたんが生まれるのに、誰もお祝いくれなかった。これが噂のマタハラ被害』とSNSに書き込みしていたらしいです」(男性/Rさん・32歳)
中には自分自身が起こした行動により、周囲から疎まれたにも関わらず「マタハラ被害だ!」と言う人もいるようだ。せっかくのお祝い事を台無しにしないためにも、妊婦自身もその周りも、皆で行動には気をつけたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)