女性が熱望「太らないアイス」はあるのか 毎日食べ続けてみると…
アイスクリーム。いわゆる「アイス」である。アイスはおいしい。とりわけ夏の蒸し暑い日にはたまらない。中には、今日も食べたという人や、まさにこの記事を読みながら食べているという人もいることだろう。
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■「ヘビーユーザー」は28%
日本アイスクリーム協会が毎年、発表している「アイスクリーム白書」によると、2015年に市販のアイスクリームを購入した人のうち「週に1回以上食べた」という人の割合は28.1%。白書では「ヘビーユーザーが多い」と分析している。
とはいえ「アイス」は、その甘さがもたらすイメージもあって「食べると太る」と考える人もあるようだ。しらべぇ編集部の調査でも「太らないアイスがあれば」と願う人がそこそこ目立つ。
調査では、「太らないアイスがあれば毎日でも食べたい」という人の割合は32.3%。ことに女性で割合が高く40.2%に達し、男性の25.4%とでは大差が付いた。
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■気になるカロリーは?
ところで「アイス」は、製品中に含まれる乳成分の量によって4種類に分類されている。4種類とは、乳成分が多い順に「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」だ。
文部科学省が提供している「食品成分データベース」で100グラム(大きめのバニラアイスバー1本分程度)あたりの標準カロリー別に見ると、アイスクリーム(普通脂肪)のカロリーは180キロカロリー。以下、キロカロリーはアイスミルク=167・ラクトアイス(普通脂肪)=224になる。
白米のご飯・茶わん1杯(150グラム)が252キロカロリーだから、アイス1食のカロリーは、ご飯を軽く1杯分程度という認識でよさそうだ。氷菓はデータがなかった。
これを「太る」と見るか「太らない」と見るかは、人によって違うところだし、一日に食べる量がそもそも違う男性と女性で「太らないアイス」を求める割合が異なったのもうなずける。
カロリーは、商品によって大きく違うところにも注意したい。
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■毎日食べるとどうなる?
なお「しらべぇ」では、6月の1カ月間にわたり、検証記事「コンビニアイスはどれが一番ウマい?」を連載してきた。
記事を担当した岡本記者は、「(アイスを)毎日食べたが、太ることはなかった」「一日の総摂取カロリーを考えながら食べていたし、食べたアイスの中には意外なほどカロリーが低いものも多かった」と振り返る。
実感として、「アイスは適量を体と相談しながら食べれば太ることはない」とも。確かにその通り。何であれ、食べ過ぎに注意すれば体重を気にすることはない。注意できれば、というところでもあるが。
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(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代男女1358名 (有効回答数)