ポケモンの命運を分けたのはネーミング?次なる施策は「深海生物」か…
自分の名前がついたキャラクターが負けるのが嫌で、ゲームの主人公は大体「ワタナベ」と名付けることにしている俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。渡辺は中学時代の親友です。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、さまざまな「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
■初心者こそハマってる
ついに日本でもサービスが開始し、各地で大旋風を巻き起こしているポケモンGO。筆者の周りでも例外なく流行っているのですが、中でも目を引くのが「ポケモン初心者たちの染まりっぷり」。
まだ開始1週間、学生時代ポケモンに触れたこともなかった友人たちが続々とポケモンの名前を覚え「◯◯にカイリュウいたよ」などと、普通に会話し始めているのです。
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■ここまで人気の理由は…
子供から大人まで、誰でもすぐに覚えることができるキャラクターたち。
このコラムでも何度かテーマとして扱ってきた「ネーミング」こそが、ポケモンをこれだけ巨大なコンテンツに押し上げた重要な要素のひとつと言っても過言ではないでしょう。
ポケモンのネーミングのキモはなんと言っても、ピカっと光る電気ネズミの「ピカチュウ」をはじめ、なにがモデルで、どんな特性を持っているのかなど、そのキャラクターの特徴が音と響きでスっと入ってくるところにあります。
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■次なる狙いは…
なにかネタにならないかと感心しながら図鑑を眺めていたところ、筆者は段々心配になってきました。
これ、もうネタなくなるんじゃね!? 過去シリーズ通して700種類以上のポケモンがいるそうですが、そんなに「大人から子供まで親しみのある生き物」いる!?
このままの勢いが続けばいずれ、秘かにブームになっている深海生物などにも手を出してくるのではないかと筆者はにらんでいます。
グソクムシ、オオグソクムシ、ダイオウグソクムシなんてそのまま進化していきそうなのでオススメです。「グソック」「オオグソ」「グソダイオウ」とかでしょうか? あれ、なんか可愛くない…。
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)