「おいしい水・カルピス乳酸菌入り」は「ヨーグリーナ」似?飲み比べた
7月26日から全国で発売開始された『おいしい水プラス「カルピス」の乳酸菌』。ご存知「おいしい水」にカルピスの乳酸菌を入れた商品で、発売直後から「ウマすぎる!」と話題となっている。
しらべぇでもすでに「カルピス原液を入れると特濃になってめちゃウマ」であることをレビューしたが、一部の人々の間ではある印象を持たれているらしい。それは「『ヨーグリーナ&南アルプスの天然水』に似ているのでは?」というものだ。
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ヨーグリーナとは違うのかなぁ? — 「おいしい水」新作はカルピス乳酸菌入り→カルピスを作ると濃くて激ウマ (しらべぇ – 07月27日 17:31) https://t.co/PfHJ3XNUHh
— 🌞ふーさん🌞 (@fuucchy) July 27, 2016
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■果たして似ているのか? 飲み比べて検証
気になった記者は飲み比べてみることにした。
ちなみにだが、記者はカルピスと同じレベルでヨーグルトが好物だ。物心ついた頃から食卓にはヨーグルトが並び、あらゆるメーカーのあらゆる商品を食べてきた。
無糖・加糖を問わず乱食、小さな容器のときは必ず剥がしたパッケージについたヨーグルトも舐め取り、最近は毎晩ギリシャヨーグルトを食べている。つまりはガチ勢だ。日に平均で150グラムは食べているだろう。
メグミルクのHPによると、現在世界でもっともヨーグルトを食べているのはトルコ人で、年間約35キログラムだそう。10日で1キロ、つまり毎日100グラム摂取している計算だ。
ということは、記者は平均的なトルコ人より遥かにヨーグルトを食べていることになる。もはや、大阪生まれ大阪育ちのトルコ人を自称してもなんらおかしくないだろう。
そんな記者としては、「カルピスとヨーグルトが同じ味なわけがない」というのが飲み比べ前の印象だ。たしかにともに牛乳を原材料とし、発酵によって作られる食品だが、れっきとした別の食べ物……。同じ味という人々は、きっと味覚がいまいちであるに違いない。
ということで飲み比べ。まずはヨーグリーナのほうから。爽やかな甘味が全身に広がっていく。
続いて、「おいしい水プラス『カルピス』の乳酸菌入り」。ほーら、全然味が違うことが……
……。
……。
…………。
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……………………!!! あ、違うぞこれは!! 味をしっかり確認していたため、反応が遅れてしまった。申し訳ない。
あくまで記者の感想だが、甘さで言えばヨーグリーナのほうが2割増しくらいで甘い。これは原材料にハチミツが使用されているからだろうか。酸味は「おいしい水」のほうがカルピス由来だけあって強い。
匂いは「おいしい水」がほんのりカルピスなのに対し、ヨーグリーナはほとんど感じないレベル。いや、なくはないのだが、これがヨーグルトかと言うと、味も含めて少し違う印象だ。
というのも、このヨーグリーナに使用されている「乳清発酵液」は、ホエイ(乳清)由来。これは乳(牛乳)から乳脂肪分などを除いた水溶液のことで、これを発酵することでヨーグリーナはヨーグルトの味わいを上手く再現しているというわけ。
つまり、あくまで「ヨーグルトっぽい味」なのである。例えるなら「ヨーグルト風味のアイス」の味。もちろん水に入っているので薄まってまろやかになっているが、ヨーグルトそのものとはまた違う印象だ。とは言っても、これはこれですごいウマいのだけど。
その点、「おいしい水 カルピス」はカルピス本来のウマみ、甘みが残っている印象だ。
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■結論:どちらも美味しい 飲み分けよう
とはいえ、正直同系統の商品であるのはたしか。硬水と軟水ほどの違いはなく、味は完全に好みだろう。どちらもとても美味しいし、飲みやすい。
個人的には、朝にはさっぱりしたカルピス水、夜の疲れたタイミングには甘みの強いヨーグリーナを飲むのがあうと感じた。読者の皆さんも、飲み比べてみてはいかがだろうか?
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)