正月の「お年玉」だけじゃない!「お盆玉」がブームに
自分の子供や孫、親戚の子供にあげる「お年玉」。お正月が近づくと、いくら渡そうか…と憂鬱になる人もいるのでは。
そんな人に悲報が。なんと、お盆の時期のお小遣いである「お盆玉」が徐々にはやりつつあるのだ。
■そもそも「お盆玉」知ってる?
しらべぇ編集部では「お盆玉」を知っているかの調査を実施。全体では26.3%の人が知っていると回答した。より細かく、性年代別でみてみると以下のように。
こうした新しい文化には、やはり女性のほうが敏感なようだ。
若い世代では「子供がお小遣いをもらえる機会が増えて嬉しい」声もあるが、年齢が上がるにつれて「夏にまでお金をあげなくちゃいけないのか…」と嘆きの声が増えてくる。
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■お盆玉の由来
急に出てきたブームに感じるが、もともと「お盆玉」は山形県の一部地域で江戸時代に行われていた「お盆小遣い」(夏、奉公人に下駄などを送る習わし)が変化し、お盆に子供たちにあげるお小遣いになったもの。
2010年に山形県の紙製品メーカーである株式会社マルアイが「お盆玉」と名付け、夏らしいぽち袋を作ったのが始まりだ。
日本郵便でも2014年夏から販売を開始し、一気に知名度が上がったと言われている。現在ではイオンやロフト、コンビニなどでも手にはいるように。
お年玉と同じようにぽち袋に入れて渡すもので、金額の相場は決まっていないのだとか。
もともとは大阪の習慣だった恵方巻きのように、徐々に全国区になりつつあるお盆玉。これからの夏は、お盆玉がもらえるなら子供を連れて帰省しようかしら、なんて人も出てくるかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)