子供のころ夢だった「360度回転するブランコ」を自作しちゃった男性

子供の頃に公園で遊んだ定番遊具といえば「シーソー」「すべり台」そして「ブランコ」あたりだろうか。勢いをつけるとグングンスピードが増し、角度も上がっていくブランコは、他の遊具には味わえないスリリングさがあった。

そんなブランコで一度は誰もが夢見る「360度回転」を実現してしまった男性の動画が話題になっている。

■ブランコで「一回転」は可能か？

一般的なブランコを立ち漕ぎでこぎ続けているとぶつかる壁、それは、ブランコが鎖でできていようが棒でできていようが、だいたい漕ぎ始めから180度くらいの位置で勢いが無くなってしまうことだ。

それはどんなブランコ自慢の子でもそうであり、実際にブランコで一回転している光景など見たことがないだろう。

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■一回転出来ない理由は…

ブランコが一回転しない理由はおおまかに2つに分けられる。

一つは構造的な問題。そもそもブランコと土台を繋ぐ金具が一回転するようにできておらず、一定の角度までしか回らないように設計されていること。あるいは鎖が途中でたわんでしまう問題などもある。

もう一つは勢いの問題。ブランコに乗ったまま一回転できるほどの勢い（速度）を得るのは人力では非常に難しく、何か外部の力を借りる必要があるということ。

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■9.5メートルの高さは楽しいというよりヤバい

YouTubeで様々な発明を行っているColinfurzeさんが今回開発したのは、最大で9.5メートルの高さになる超巨大ブランコ。

前述した二つの問題をクリアするためブランコ部分は土台中央のシャフトを軸に回転するように設計されており、通常のブランコよりも高い高度と反対側に25kgのカウンターウェイト（重り）をつけることで勢いの問題をクリアした。
こうして夢の「360度回転ブランコ」を達成したColinfurzeさんの姿は楽しそうではあるのだが、この高さから落下するんじゃないかと思ってヒヤヒヤする。

せめて安全ベルトやハーネスを装着しない限り、自分で試す気にはなれそうにない。

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（取材・文／しらべぇ編集部・びやじま）