味噌にご利益がある神社!その名も「味噌天神」ってどんなとこ?
熊本県には、日本で唯一「味噌にご利益がある」神様を祭っている神社があるという。
そもそも味噌にご利益ってどんな意味なのか、そしてどんな神社なのか…? しらべぇ取材班は早速「味噌天神」に行ってみた。
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■いざ「味噌天神」へ
熊本駅から市電に乗車。
路面電車に揺られること20分ほど、その名も「味噌天神前」で下車する。
交差点や近くのマンション名にも使われているが、地名であまり見ない「味噌」の漢字はなかなかのインパクトだ。
そこから信号を渡れば、もう目の前。
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■味噌にご利益?
たくさんのノボリが立っているので、すぐに「ここだ!」とわかる。
赤いノボリにある「みそ天神万十」は味噌味の皮を使ったおまんじゅうだそう。
そもそも、なぜここは「味噌にご利益」があるのか。
この神社の正式名称は「本村神社」。約1300年前に建立されている。
和銅6年に悪疫が流行し、神薬の神「御祖天神」をまつったのがはじまりだ。
肥後国分寺で大量の味噌が腐り、僧侶たちが困って「御祖天神」に祈願したところ『境内にある小笹を取り味噌桶の中に立てよ』と神のお告げが。
その通りにすると美味しい味噌に変わった…という言い伝えから、味噌の神として「味噌天神」と呼ばれるようになったそう。
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■地元で愛される神社
周りは住宅地であり、あまり大きくはない「味噌天神」。作りもシンプルだ。
裏手には、公園も併設。
記者が訪れている間も、ふらっと立ち寄って参拝する人の姿が。
「日本で唯一の味噌の神」と聞くと、変わり種かな? と思うが、どちらかといえば地元の人達から愛されている神社だ。
例大祭の開催される毎年10月25日には、味噌のプレゼントやみそ汁の試食などが行われ、観光客や取材も殺到するそう。
熊本城からも近いため、観光に来た際は是非立ち寄ってみてほしい。美味しい味噌汁が作れるようになるかも!
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)