「パワハラはバラエティでは必要悪」 松本人志の主張に物議
5日放送の『ワイドナショー』で松本人志が「バラエティ番組にパワハラは必要悪」とコメントし、物議を醸している。
■和田アキ子のパワハラ問題についてコメント
これは和田アキ子がTBS『アッコにおまかせ! 』内で出川哲朗に対し、淫行疑惑で揺れる狩野英孝に「今から電話せいや」と強要したことが「パワハラ」として炎上していることを受けてのもの。
松本はこの件について、「いやパワハラでしょ」と前置きしたうえで、事前の打ち合わせや事後の話しあいも「すべてパワハラ」と断言。
ただし「芸能界やバラエティ番組におけるパワハラはある種必要悪だし、アッコさんのは好き。僕は嫌な気はしない」と擁護した。
さらに「芸能界はジャングルみたいなもので、色々な動物がいる。和田アキ子はゴリラですから、存在自体がパワーなんですから、そのパワーをやめてくれといわれてもムリ」と訴え。
続けて「一般の会社とか学校とはあてはまらない、芸能界がみんな平等になったら何も面白くない」とコメント。そして「これからもゴリラとしてやってほしい。ああいう人も必要」とエールを送った。
それを受けた和田アキ子の動向が注目されたが、今日の『アッコにおまかせ! 』は別府毎日マラソン放送のため、休みだった。
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■ネットの反応は賛否両論
「バラエティ番組にパワハラは必要悪」という松本の論理に、ネットの声は肯定派と否定派に分かれた。
<肯定派>
「なんでもかんでもパワハラにすればいいというものではない。笑いのために主従関係を強要することもある。それが笑いというものではないか。もう少し寛容にならないと、バラエティ番組が廃れてしまう」
「出川もわかっていてやっているし、嫌そうにしているのもリアクション。それ自体は問題がないと思う。ただ批判が出るということは、そのような笑いが『時代遅れ』ということでは」
<否定派>
「芸能界が一般社会とかけ離れているのはわかるけれど、番組を見ているのは一般人。社会がパワハラに厳しい目をもっているなかでそのような笑いをとろうとしても、視聴者は白けるだけだと思う」
「批判が多いということは、それだけ不愉快に感じた人が多かったということ。嫌な思いをしている人が多数派である以上必要悪とはいえない」
「小林幸子のようにネットの声に対してオープンに対応すれば評価も変わると思うけど、和田アキ子はつねにネットに対してクローズな姿勢をとっている。そこも叩かれるポイントだと思う」
最近は和田アキ子やとんねるずなどが作る笑いが「パワハラ、セクハラ」と批判されるが、一方で許容できている人もいる。
個人の許容範囲が、「パワハラ」の認識に違いをあたえていることだけは間違いないため、「必要悪」という主張も理解はできる。
しかし批判が多いことも事実。そのような声にも耳を貸し、時代に合ったバラエティ番組を制作していく必要があるのではないだろうか。
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