不測の事態で評価アップ!? 「ピンチはチャンス」と燃える人は
台風や大雪の予報を聞くと、はりきってしまう――といった話をよく聞くが、気象に関すること以外でも「トラブルが起きると、俄然はりきる」タイプは少なからずいる。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,400名を対象に「トラブルが起きると燃える」人の割合を調査した。
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■約2割が逆境に燃える
全体では20.5%が「トラブルが起きると燃える方だ」と回答。
男性が21.6%に対し、女性は19.4%と男性がやや高く、「いざとなったら、がんばれる」というのは男性の方が多いようだ。
性別・年代別で見てみると
最も低い20代男性の14.4%と、最も高い50代男性25.5%の間には、11ポイントの開きが。
女性では30代が15.8%と低めの数字だが、それでも20代男性よりは高く、「トラブルに弱い」とも受け取れる20代男性の数値が気になるところ。
ただし、経験を積むことによって「トラブル耐性」が高くなったり、対処法が身についたりする面もあり、徐々に変わっていくものなのかもしれない。
さらに年収別で見てみると
1000万円以上が26.1%で6ポイント下がるものの、年収に比例して「トラブルが起きると燃える」人の割合が増加。
最も高い700万~1000万円未満は32.1%で、約3人に1人となっており、最も低い300万円未満の16.7%からは倍近い数値となっている。
高い年収のポジションを勝ち取るには、トラブルという非常事態を乗り切る強さが必要といえそうだ。
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■トラブル切り抜ける爽快感
実際に「トラブルが起きると燃える」という人に、話を聞いてみた。
「基本的には段取り魔で、きっちり準備しないと気が済まないタイプです。その中で“最悪の場合をシミュレーションする”を自然と、できているところはあるかも。
不測の事態の中でも、すぐ次の手を考えられますね。入念にした準備がムダになっても、切り抜けた爽快感があるので、実はトラブルも嫌いじゃないです」(40代・女性)
「営業職なので、自分の不手際以外にも仕事のトラブルはつきもの。でもよく『ピンチはチャンス』って、言うじゃないですか。取引先との関係や社内のことで、トラブルが起きた時の対処によって、自分の信頼が上がったことが何度もあるので、むしろワクワクすることもあるくらい。(笑)
ただいつも上手くいくとは限らないので、あんまりはりきっている様子は見せないように、慎重かつ大胆さを心掛けて対応しています」(30代・男性)
不測の事態が起きた時にこそ、人間性が出ると考える人も多いため、トラブルの対処が信頼に直結することはありそう。
起きないに越したことはないトラブルだが、「ピンチはチャンス」と考えるくらいのポジティブさが、上手く乗り切るコツなのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)