スタイリストがこっそり教える　2017年に穿くべきデニムはコレだ

こんにちは、スタイリストの久保田フランソワです。

もはやおしゃれの定番アイテムのひとつとしての地位を確立した感のあるデニムですが、細かくみれば様々なバリエーションが存在しており、ひとくちにデニムといってもトレンドとそうでないものがあります。

2017年に穿くべきデニム（ジーパン）はどれか？シルエット、素材、カラー、加工の4視点から考えてみます。

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◼シルエットのトレンド

2016年から引き続いてワイドシルエットのパンツが好調なため、デニムでも「ワイド型」は間違いないでしょう。そこからの派生型として、ブーツカットや太めのテーパードシルエットにも注目が集まっています。

↑体にそったテーパードシルエット

丈はやや短めの9分丈から8.5分丈くらいに新しさを感じます。春先なら生足首でなく靴下をのぞかせるとおしゃれっぽいですね。

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◼素材のトレンド

元来、デニム素材は丈夫で重たいものが主流です。そのため、トレンドである太いパンツでは余計重たくなってしまいます。

というわけで、太いパンツには薄手のデニムやダンガリー素材（シャツなどに使われるデニムみたいな薄い素材）がよく使われるでしょう。

逆にヘビーオンスの重たいデニム素材は、生地分量の少ないテーパードやストレート型、オーバーオールなどで活躍しそうです。

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◼色のトレンド

今年のブルー系トレンドカラーは「アビスブルー」と呼ばれる、深い海のような濃いブルーになります。ですので、ノンウォッシュやワンウォッシュなどの濃紺デニムが来るのでは？ というのが業界の見方のようです。

ただ、個人的にはアビスブルーのトップスやシューズに合わせやすい薄いブルーのほうがうごくのではないかと考えています。

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◼加工のトレンド

大きなトレンドのひとつが 「フレイドヘム」と呼ばれる、裾が切りっぱなしでボロくなった仕上げ方法です。

それからサイドにラインの入ったものも数多く見られますね。これは前回解説した「アスレジャー」の流れをくんだ要素です。

あ、それからここ数年再ブレイクが囁かれたままイマイチ盛り上がってこない「ケミカルウォッシュ」加工も、若者を中心にかなり広まってきています。

40歳以上には懐かしダサいケミカルウォッシュですが、ひとつきっかけがあれば近々一気に大ブレイクする可能性を秘めています。

お手頃価格で丈夫で気軽に穿ける、庶民の味方デニムパンツですが、ちょっと選び方に気を配るだけで、一気に今年っぽいおしゃれアイテムとして活用できますね。

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（文／久保田フランソワ）