多くの制限が…既婚女性の8割「結婚が幸せとは限らない」
婚活を必死にしている人がいる一方で、結婚にはまったく興味がない人も増えている。そうした中で既婚者は、結婚についてどう思っているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代既婚者の男女746名に「結婚について」の調査を実施。その結果、「結婚が幸せとは限らない」と答えたのは全体で73.5%であった。
結婚をしている人たちの7割もの人が、このように思っているのは興味深い。
■女性の8割が「結婚は幸せとは限らない」
男女別では、女性は8割とかなり高い割合だ 。
結婚をすると男女ともに、さまざま制限ができると思われるが、現代においても女性のほうがより制約が多いだろう。
妊娠を機に長年勤めていた会社を辞めた女性は、次のように語る。
「育児休暇を取ろう思ったけど、復帰したときに子育てと両立できそうな会社ではなかった。仕事内容は好きだったので、今でも『あのまま続けていたら、どうなってたかな』と考えるときがある」(30代・女性)
彼女はもちろん、今の生活には満足をしているいう。一方、男性は、こんな意見が。
「独身のときには、お金も時間も好きに使っていた。でも結婚するとそうはいかない。飲みに行くにも気を遣うし、少ないお小遣いの中からやりくりするのも大変」(30代・男性)
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■結婚をしていないからと引け目を感じる必要はない
一方で、結婚をしていない女性は、次のような悩みがあるという。
「自分自身には、結婚願望がほとんどない。だけど友達がどんどん結婚をしだして『いい人いないの?』とか聞いてくる。そうなると結婚をしていないことが悪い気がして、なんだか劣等感を感じる」(30代・女性)
これに対し結婚をしている女性は、気にする必要はないと答える。
「価値観が多様化している時代に、結婚をしていないからって引け目を感じる必要はないと思う。私も結婚をしていない人がうらやましく思うときがあるし、それぞれに長所と短所があるから」
好きな人と一緒になろうとするのは、幸せになるため。しかし、思いもよらない苦難があるのも結婚だけに、「結婚=幸せ」とすっきり割り切れない面もありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名 (有効回答数)