「愛がゆえに…」ファンの仰天発言に恐怖 「警察に相談して」と心配の声
イラストや小説を投稿し、コミケに参加するなど誰しも同人活動を行うことができるようになった。その一方で、誰しも「困ったファン」に悩まされる可能性があると言えるだろう。
これに関して、ツイッターユーザーが投稿した、とあるファンの行動が話題に。
■ファンを名乗る人物の論理に驚愕
投稿したのは、はみー@5/4スパコミ氷奏参加保留さん(@ribero_hamiy)。はみーさんが500円で販売している作品が、ネット上で1万円以上の価格で売られていることに常々悲しみをおぼえていたという。
そんな中、ファンを名乗るひとりから「転売ヤーが居るのはあなたが部数を用意しなかったせい」という内容のダイレクトメールが何通にもわたって届いたとのこと。
以下、要約すると…
・わざわざ遠出して買いに行ったのに在庫切れなんて許せない。それなら投稿しないでほしい
・転売ヤーが生まれてしまうのも在庫が少ないせいだ。たくさん数を用意すべき
・在庫を切らせてしまったお詫びとして、住所を送るのでそこへ作品を送ってくれ
というもの。
はみーさんの投稿はネット上で拡散され注目を浴びることに。その後、このファンから「直接会って話さないと気が済まない。絶対行きますから」という内容のメールが届き、身に危険をおぼえたはみーさんは同人マーケットの参加を一時保留にしているという。
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■ネット民からは批判の声
「数を用意しないのは許せない」「転売ヤーが生まれるのも在庫が少ないせいだ」といった過激なファンの主張にはネット民から批判の声が。
・自費で印刷して趣味の範囲で活動しているのに文句を言われる筋合いはないだろ…
・これはもう脅迫レベルだと思う。警察に行ったほうが良い
・ストーカーかクレクレクレーマーだ。こういう人を相手にしてはいけない
・身の安全が第一なので、今回は見送りでもしかたないと思います
・需要と供給のバランスが崩れてしまうのはしかたない。転売ヤーではなく作者に文句を言うのは勘違いにもほどがある
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■1割以上が「ストーカー」経験アリ
「可愛さ余って憎さ百倍」というように、ファンがアンチに転じることもあるはず。また、行き過ぎた愛情は歪んだつきまとい行為とされてしまうことも…。
しらべぇ編集部が全国の男女1,378名に「ストーカー」について調査したところ、1割以上が「ストーカーと思われてもおかしくない行為をしたことがある」と回答。
これはあくまで自覚のある人の割合であって、潜在的にはこの数値より多いと言えるだろう。
ファンからの「思わぬ愛情」がかたちとなってあらわれた今回の一件。「迷惑をしている」という思いがファンの倫理観に届けば良いのだが…。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)