「自分のこと?」ツイッターの意味深な投稿に反応するのはあの世代
ネットの付き合いも大変?「あいつむかつく」「許せない」友達のつぶやきを気にする人は…
今や総理大臣やアメリカ大統領も利用している短文投稿サイト、Twitter。日本人にも広く普及しており、一般人はもちろん、有名人や企業などがこぞって利用している。
自分の思っていることを素直に発信できることが最大の長所で、親しまれているポイントなのだが、一方でその手軽さが思わぬトラブルを引き起こし、人間関係を崩壊させることも。
■意味深ツイートを気にしてしまう人も
よくあるのが、Twitterでフォローしている仲のいい友人が突然「あいつ、許せない」などと、宛先不明の意味深ツイートをしているケース。
そのようなツイートはスルーすればいいのだが、「自分のこと?」と動揺してしまう人も少なくない。
なかには、まったく無関係にもかかわらず「ごめんなさい」と謝罪するケースや、自分のことを指していると思いこみ、関係が悪化することもある。
そのような経験を持つ人は、意外に多いのではないだろうか?
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■「自分のこと?」と動揺したことがある人の割合は?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代〜60代のTwitterユーザー425名に、誰に向けられているのかわからない意味深ツイートについての意識調査を実施。
結果、「『自分のことかな』と動揺したことがある」と答えた人は、25.9%とほぼ4人に1人。7割以上のユーザーは、意味深なツイートを見ても、サラっと受け流しているようだ。
ちなみに、性世代別に見ると、30代男性の割合が36.7%と高い。ネットネイティブな20代に比べ、インターネットツールやSNSを慣れずに使い、トラブルを多く経験している可能性が高いため、少々過敏に「自分のこと?」ととらえてしまうのかもしれない。
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■経験者に聞いてみた
意味深なツイートに飽き飽きしていたというSさん(30代・男性)に聞いてみた。
「ネットのみの知りあいだったのですが、なんとなく自分の発言に反論するような感じのツイートをしたり、『バカじゃないの?』『ムカツク』など、宛先不明の意味深発言ばかりする人がいました。
当初はスルーしていましたが、毎回毎回誰宛なのかわからない暴言系ツイートを見せられることに疲れて…とりあえずミュートしたのですが、なんとなく楽しくなくなり、アカウントごと消しました。
Twitterをどう使おうと自由ですが、怒るならきちんと矛先を明確にしてほしい。はっきり言って面倒くさいです。『えっ? 自分?』と思っている人が絶対いますよ」
怒りや不満を表現するときは、誰に向けているかを明確にしたほうが、友達をなくさずにすむかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代のTwitterユーザー425名(有効回答数)