自分の手柄なのに! 会社で「損な役回り」だと思う瞬間3選
自分が「損な役回り」をやらされていると思う瞬間を聞いてみたところ…。いい人ほど「そんな役回り」にされるのか?
世の中には表舞台を歩く人間と、それを裏で支える者の2つのタイプが存在。当然ながら、表を歩く人は周りからチヤホヤされる。
一方で裏方に回る人間は、その仕事が表舞台を行く人間にとって重要であるにもかかわらず、人に認知されることが少ない。
そのため、しばしば「損な役回り」といわれることも。
自分が「損な役回り」をやらされていると感じている人は、どのくらい存在しているのだろうか?
■「損な役回り」をやらされていると感じている世代は…
そこでしらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,332名に「自分は損な役回りをやらされていると思う」かどうか調査。
結果、もっとも「そんな役回り」と感じているのは、30代女性で43.3%。華やかな仕事を若者に奪われたり、上司のサポートをするなど、裏方に回ることも多い年代なだけに、自身の現状を「損だ」と考えてしまうのかも。
ちなみに、男性に限定しても、30代の割合がもっとも高い。上から下から、色々と気苦労が多い年代のようだ。
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■「損な役回り」を実感した瞬間
現在仕事で「損な役回り」をしているというFさん(30代・IT会社勤務)に「実感した瞬間」を聞いてみた。
①ミスをカバーしてあげたのに自らの手柄にされたとき
「20代のシステム営業が提案ミスをして、元々の予定にないことを『できる』と言いきってしまい…結局私が、突貫作業でプログラムを作り、なんとかできるようになったのですが、その人間が自らの保身のためにミスをなかったことにしようとしたんです。
内部的にはきっちりと責任を取ってもらったのですが、お客様には私の努力は伝わってないみたいで、良い顔して『できました』なんて」
②相談を受けてアドバイスしたことがいつのまにか相手が考えたことに
「若い社員が企画に行き詰まったと相談してきたので、『こんなのはどうか』とアドバイスをしてあげました。
そうしたら企画会議で出てきたのが、丸々自分の案と同じ。そして、出席者がそれを絶賛。もちろん、その社員も『本当は私の案』とはいえず…。あとで謝罪は受けましたが、仕事の評価は向こうが上がるわけですから。損な役回りというか、自分がバカなだけかも」
③問題を解決したのにお礼は…
「客先のシステムがダウンし、電話でいろいろとやりとりしたうえ、遠隔操作で原因調査。1時間ほど調べて、ようやく問題を解決しました。
それでも、誰が作業したかなんて向こうからしたら関係ないですよね。営業担当だけが先方から感謝されて、こちらにはなんの恩恵もなし。そういう仕事とはいえ、ちょっと嫌になってしまいますよね」
Fさんの話を聞くかぎり、「良い人」が損な役回りになりやすいよう。あまり人に親身になるのも、考えものということだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)