『僕たちがやりました』今夜初回 若者向けでもママ層が観るべき理由
窪田正孝、永野芽郁、新田真剣佑、間宮祥太朗などフレッシュな若手キャストが多く出演する本作。若い女子向けと思いきや、お世代も違った楽しみ方をできる作品だ。
本日21時、窪田正孝主演ドラマ『僕たちがやりました』(関西テレビ・フジテレビ系)が初回放送を迎える。
窪田を始め、間宮祥太朗、新田真剣佑などイケメン揃いのキャスティングや川栄李奈、公式SNS人気などですでに多くの若者から注目を集めている本作。
しかし、しらべぇドラマ班が先週行われた関係者向け試写会に参加したところ、「むしろ親世代にこそ観てほしい!」と思える仕上がりだった。
そこで、この記事ではドラマ班が考える「ママ層が観るべき3つの理由」を紹介したい。
①普通の青春群像ではあり得ない「クズな若者」
フレッシュな出演者が多く出演する本作だが、爽やかで熱くて清々しい、いわゆる「普通の青春群像」とは一線を画している。
と言うより、むしろ登場人物たちのほとんどが自分の欲望に忠実で、自分とは別のコミュニティに所属する人間を、どこか見下しているような人間なのだ。
主人公・増渕トビオ(窪田)と市橋哲人(新田)の関係性はまさにそれを象徴している。道を隔てて向かいに位置する高校に通いながらも、お互い心の中で蔑み、尊重するに足る相手だとは決して考えない。
一般的な青春ドラマは、どんな人間の心の中にも存在するはずの「業」をあえて無視することからスタートするが、本作では真っ向から取り扱い、結果的にとてもリアルな若者像を描くことに成功している。
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②「悪ノリ」から始まる逃走・転落
「そこそこでいい」と思って生きてきたトビオたちだったが、マル(葉山奨之)が市橋らに拉致され、ボコボコにされてしまった復讐を果たすことに。
彼らとしてはあくまで「脅かす程度」のつもりだったのものの、それが思わぬ結果を生み、人生が激変してしまうことになる。
ネタバレになるためここでは詳細には書かないものの、深夜の学校での「悪ノリ」は、まさに学生時代ならでは……と言える代物で、非常にリアル。
しかし、親世代が見れば受け止め方も変わり、「うちの子はこんな風になってほしくない」とハラハラドキドキしてしまうことだろう。