「お正月には凧を揚げ…ない」 正月遊びってやったことある?
凧揚げ、羽子板、かるた…昔ながらの「正月遊び」は消滅気味?
お正月遊びと言われて思い浮かぶのは、やはり凧揚げや羽子板、かるたといった昔ながらの遊び。
しかし、最近はそれらで遊ぶ子供たちの姿をなかなか見ない気が。
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■凧揚げ、やったことある?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,344名を対象に「凧揚げの経験」について調査したところ、経験者は全体で63.8%と多め。
しかし、年代間での差が大きくなっている。
60代男性は8割を超えており、40代・50代も7割以上。しかし、20代では半数以下に…。以前調査した羽子板と同様、昔の遊びになってしまったのだろうか。
ただ、この境目には理由がある。
凧揚げが盛んだった1970年代は、「凧揚げは電線のないところで」「引っかかってしまったら電力会社に連絡を」といった、注意喚起のコマーシャルを流すほど、トラブルが起きていたのだ。
電線を地中に埋めるエリアも増え、確かに電線のない場所が増えてはいるが、開けた場所が少ない近所でちょっと凧揚げ…は難しい。
「昔は広場とかでできたけど、今はわざわざ公園とか河川敷とかに連れて行かないと、凧揚げができない。子供に、正月らしいことを経験させてあげたいって思っても、厳しいですよね」(30代・女性)
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■家で手軽にできる「かるた」は?
では、家で家族みんなで楽しめる「かるた」はどうだろうか。今も家にあるかどうかを調査してみたところ、全体の24.4%が「ある」と回答。
性年代別で見てみると、60代女性が突出している。また、40代が唯一2割以下だが、その下の世代では回復。若い世代は、映画『ちはやふる』や、ボードゲームブームの影響があるのかも。
「学生時代、学校で百人一首大会がありました。必死に憶えて戦ってたのが懐かしい。今でも、家にそのまま置いてあります」(30代・女性)
「変わり種のかるたをいくつか持ってます。最近のお気に入りは、フォントかるた。人数集まった時にやると楽しくて。かるたならみんな一度はやったことあるから、ルール説明とかいらなくて手軽」(20代・男性)
このお正月は、昔ながらの遊びを満喫するのもいいかも。
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(文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)