「正月の風物詩」箱根駅伝 「好き」か聞いてみると意外な結果に
箱根駅伝、やはり好きなのはシニア層だけ?
2日、第94回「東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)がスタート。「正月の風物詩」と呼ばれる同大会は視聴率も高く、楽しみにしている人が多い。
一方で、「なにが楽しいのかわからない」との声や、地元民の「交通規制が鬱陶しい」という愚痴、「メディアが美化しすぎている」という陸上ファンの指摘も聞こえてくる。
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■箱根駅伝が好き?
そこで、しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,344名に、箱根駅伝について調査を実施。
結果、「好き」と答えた人はわずか31.7%。7割は「嫌い」もしくは「興味がない」と感じているのだ。
「正月といえば箱根駅伝」というイメージが強いが、そのように考えているのは一部メディアと熱狂的ファンだけなのかもしれない。
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■世代別に見ると傾向が
「箱根駅伝が好き」と答えた人を世代別に見ると、はっきりとした傾向が。
世代が高くなるほど割合が上がり、60代は49.1%とほぼ半数が「好き」と回答。一方、20代は23.2%に止まる。3割を超えるのも50代からで、「箱根駅伝」支持派は年代による偏りがあるようだ。
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■スポーツ好きに聞いてみると…
なぜ箱根駅伝がシニア層に支持され、若者に好まれない傾向にあるのか。スポーツ好きのSさんに聞いてみると…
「箱根駅伝は、往路・復路とも5時間程を要する長丁場。いろいろなドラマがあるのは事実ですが、基本的に長距離走って見た目に変化がないですよね。ずっと見ていれば『この展開はすごい!』ってなるんですが…どうしても飽きてしまう。
一方シニア世代は、自分の子供や孫と同じ若者が苦難を乗り越える様子を見て、一種の感動を得ているのかと。また、『襷を繋ぐ』という団体競技の空気感が好きなのかも。
『大晦日に紅白、年越しにゆく年くる年、元旦に初詣、2、3日に箱根駅伝』と、年末年始の自分の行動をパターン化している人も、多いのではないでしょうか」
さまざまな声がある箱根駅伝だが、人気スポーツであることは間違いない。しかし、「好きかどうか」と聞かれると、また別のようだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)