馬場ももこアナで議論された「女子アナのあり方」 かわいければ問題ない?
馬場ももこアナの「らしからぬ」振る舞いで議論になる「女子アナ」のあり方。顔が良ければいい?
しらべぇでも報じた通り、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演したテレビ金沢・馬場ももこアナの振る舞いが賛否両論になっている。
「女子アナらしさ」を重視する読売テレビ・林マオアナと、ありのままに生きる馬場アナの対立。ネット上では、女子アナらしくあるべきだという意見と「枠にあてはめるべきではない」という意見に割れているのだ。
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■女子アナのタレント化が指摘される
かつて、女性アナウンサーはニュース読みなど、報道が主な仕事と考えられていた。ところが1990年代頃からバラエティ番組に出演することが多くなり、現在はタレントと変わらぬ扱いを受けることも。
中には、「顔が良ければアナウンス能力は低くてもいい」という意見もある。とにかくかわいく笑っていれば、それだけで良いというのだ。
そこで、しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,342名に、「女子アナは顔が良ければアナウンス能力が低くても問題ない」と思うかどうか、調査を実施。
結果、50.8%が「おかしいと思う」と回答。「違和感がある」と合わせると、じつに77.0%が、女子アナは「顔が良ければ」だけではないと考えているのだ。
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■性別で意見に差
「女子アナはアナウンス能力も必要」と考えている人は、どのような人たちなのだろうか。性年代別で見ると、明らかな傾向が。
中高年女性の割合が高く、6割超え。一方、男性は総じて割合が低く、20代は34.1%にとどまる。性別で、かなり意識に差があるようだ。
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■女子アナファンの意見は
「顔が良ければ良い」と考える女子アナ好きのSさんに話を聞いた。
「最近の女子アナは、アナウンス能力よりもタレント性を意識した仕事が多い。フリーに転身する人も多く、彼女たちはアナウンス能力よりも、自己プロデュース能力に重きを置いているのでは?
女子アナは清廉性が必要と言うけど、みんな『目立ちたい』という野望を持っているはず。そんな意味では、真面目を装う林アナより、天真爛漫で虚栄心を隠そうとしない馬場アナのほうが、自分としては好感が持てるし、人気が出ると思います」
アナウンサーは人に正しく情報を伝える仕事と考えると、アナウンス能力が低いというのはスキルが欠けていると考える人も少なくないだろう。しかし、現在の女子アナはタレントのように、ルックスや個性が必要とされているのも事実。
時代を重ねるに連れ、「女子アナ」に求められるものが変わってきているのかも。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)