『アンナチュラル』で座間の事件を連想 脚本家「もっと前に放送されていれば」
座間市の事件と酷似する事件内容に、脚本家の野木亜希子氏がツイッターでコメント
■「座間の事件彷彿」ネット騒然
昨年、神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が発見された事件と、2話で扱った内容が酷似していることから、事件の全容が明かされると同時にインターネット上は騒然。
座間市の事件との関連性を探る声が相次いでいる。
座間市の事件を彷彿させるけど、昔から自殺サイト絡みの事件はあったろうけど、タイミングがバッチリだね#アンナチュラル
— 本多妙子 👓 (@taeko_honda) January 19, 2018
今日の話、座間市の殺人の前に書いたか、それとも後なのか気になる。最後の場面にゴシップ誌の編集が出てきたのも、TKが文春によって引導を渡されたタイミングで‥。ドラマが現実を引き寄せているのか、はたまた逆か。これは「鶏が先か、卵が先か」と同じみたいなものだろうけど。#アンナチュラル
— 鱈子 (@tegetter999) January 19, 2018
赤の他人同士の心中、、、
座間のやつみたい、、、#アンナチュラル— . (@___damewoman) January 19, 2018
https://twitter.com/xz_kf/status/954352445475270657
2話のラストには、火葬場にまで押しかける週刊誌記者らの姿が。「被害者の子がかわいいんだよ」などと不謹慎な台詞もあり、「マスゴミ」と称される場面も。
座間市の事件でも、ご遺族の訴えを無視した実名報道などが問題視され、事件の余波までも書かれた脚本に再び「鳥肌が立った」という声も。
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■脚本家・野木亜希子氏がツイッターでコメント
第2話の放送後、同作の脚本を担当する野木亜希子氏が座間市の事件との関連性についてツイッターでコメントを投稿。
第2話の脚本が書かれたのは昨年の7月頃であり、直後に類似した事件が報じられたことを受けての複雑な心境も明かしている。
第2話を書いたのは去年の7月。その後に類似事件が起こり、とても苦しい気持ちになりました。おごりかもしれないけれど、もしこのドラマがもっと前に放送されていたら防げていたのだろうかと考えもしました。私たちの生きる世界には沢山の落とし穴があり、抗う術はとても少ない。無念でなりません。
— 野木亜紀子 (@nog_ak) January 19, 2018
「もしこのドラマがもっと前に放送されていたら…」
野木氏の言葉と、第1話でミコトが訴えていた「死因を究明することは、未来の誰かを救うこと」であるとのメッセージが胸に刺さる。
重いテーマが心に訴えかけてくる同作。次回の第3話はではミコトが法定へ。「99.9%の有罪率」を覆せるのか…どこかで聞いたことのあるフレーズに、様々な期待が高まる。
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