1月25日は「左遷の日」! 憂き目にあってしまった理由4選
1月25日は「左遷の日」。経験者に理由を聞いてみると…
1月25日は左遷の日。901年のこの日に、菅原道真が醍醐天皇によって九州の大宰府に左遷されたことに由来するそう。
現代社会でも同様のことはある。不祥事を起こした社員が、遠方や違う部署に飛ばされてしまうのだ。そのような経験を持つ人は、どのくらいいるのだろうか?
■左遷されたことがある?
しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の有職者633名に、左遷について調査を実施。
結果、「左遷されたことがある」答えた人は、全体で19.7%。世代別で見ると、60代が多く、24.2%が経験している。
長く勤めているだけにさまざまな経験をしているのだろうが、そんな憂き目にあってしまった人は、確実に存在しているようだ。
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■左遷された理由4選
どのような理由で左遷されてしまったのか? 経験者に話を聞いてみた。
①不倫
「既婚者でありながら、事務の女の子と不倫してしまった。バレないと思っていたが、じつはみんな知っていたみたいで、ある日上司に呼び出され、咎められたうえ東京から北海道に行くことに…。
本当に後悔しています」(30代・男性)
②上司と喧嘩
「上司と性格が合わず、なにかと意見が食い違い、ぶつかっていた。それでも営業成績は良かったので、部署にとどまっていたのですが、リーマン・ショックで不景気になると、情報システム部門に飛ばされた。
自分は営業の仕事が好きだったのに。後に同じ業界に転職し、前の会社を見返そうとがんばっています」(40代・男性)
③派閥争いに負けた
「会社内に派閥があって、自分は主流派にいるつもりだった。ところが、非主流派の1人が出世して人事権を握り、自分の派閥は次々と遠方に左遷させられることに。
出世争いにも負けた形で、失意が大きかった」(40代・男性)
④理由がわからない
「理由はとくにわからないのですが、突然東京の本社から長崎支社へ転勤といわれた。頭にきたので『なぜそうなったのか』と上司に聞いたけど、教えてもらえず。
結局理由がよくわからず、長崎に行くことに。自分はまったく納得していないので、『左遷』だと思っている。私のような人も、多いのでは?」(50代・男性)
会社員なら誰もが経験する可能性がある左遷。自己責任の場合もあれば、巻き込まれてしまうことも。そのような仕打ちを受けないようにしたいが、「その時」は突然訪れてしまうようだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の有職者633名(有効回答数)