辛口ながら辛さを感じさせない『越乃景虎』 豪雪地帯・栃尾の老舗蔵にその理由を探る
名将・上杉謙信の名「長尾景虎」にちなみ、超辛口の酒で知られる。
■手仕事と最新技術と
なるほど、この蔵では精米は丁寧に自家精米、コンピュータ制御の精米機が動いている。蒸米にはすべて甑を使用、いい蒸米を作るためという。
また、瓶詰めには最新の設備を揃え、良い酒のためにという目標のもと、伝統と最新技術を必要に応じて柔軟に取り入れる。
「造り手側の自己満足ではなく、お客様に本当に美味しく飲んでいただける酒造りを心がけていきたいと思います」
諸橋社長は最後にそう言葉を結んだ。
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■これまで築いてきた蔵の味を変えることなく
諸橋社長:1年以上経っても、先代の逝去は悲しい出来事でしたが、蔵元としての忙しい日々の中で、残してくれたものの大きさと大切さを感じる毎日です。4年前に迎えた杜氏も、歴代の杜氏さんたちがつないできた蔵の味をしっかり受け継いでくれています。
お客様の声を聞くたび、これからも、愛してくださっているこの味を守り、伝えていくのが役目と、気持ちを新たにしています。
以下は蔵元がぜひ試してほしいというお酒だ。