上杉謙信の故郷で地元に愛される酒を 『スキー正宗』という名はなぜ生まれたのか
『スキー正宗』という名前の由来は、100年以上さかのぼるスキーの歴史にあった。
■徳川家康から流れる歴史の中で
徳川家康の六男、松平忠輝が高田城を築いて以来、高田藩の城下町として栄えたこの地には、いまも多くの見どころがある。城の跡地・高田公園は桜の名所。お堀の水にライトアップされた花が映る様子は、日本三大夜桜に数えられる。
さらに外堀を埋め尽くすハスは美しく、規模もに東洋一とうたわれている。 こうした数々の歴史資産に恵まれた街で、武蔵野酒造は地元に愛される酒を柔軟に生み出している酒蔵といえよう。
小林社長:当社では上越産以外の米は使っていません。「越淡麗」は試験栽培の段階から関わってきて、思い入れのある米です。仕込み水は妙高山麓のミネラルウォーター。フィルターは通しますが、加熱処理せずに使っています。
最後に蔵元お勧めの酒を紹介する。
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① 『春日山 天と地 純米吟醸』
新潟が誇る酒造好適米「越淡麗」を精米歩合60%で使用。「五百万石」の酒より味のりのいい仕上がりになっている。
② 『スキー正宗 普通酒』
昭和初期から晩酌酒として親しまれているロングセラー商品。麹米「五百万石」掛米に一般米を使用。お燗でも美味しい。
③ 『スキー正宗 大吟醸 華』
精米歩合40%の「越淡麗」で醸している。土蔵で3年間瓶貯蔵し出荷前に火入れ。含み香もエレガントな3年古酒となっている。
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(取材・文/Sirabee編集部)