妊娠・出産を理由に高校の勧めで自主退学 学校の判断に賛否両論
妊娠・出産を理由に本人の意思に反して退学に追い込まれるケースも。
■「仕方ない」という声も…
学校側の判断に異を唱える意見がある一方で、「避妊するという考えがなかったら、高校を卒業しても一緒では? 」といった厳しい意見も寄せられている。
高校はあくまでも義務教育ではなく、ルールを守れないようであれば、「退学でも仕方がない」と考えている人もいるようだ。
「高校は義務教育じゃないからね。ルールが守れなかったら退学でしょ。妊娠したのは自分の責任でもあるのだから、甘えるなと思ってしまう。産んでからまた学校に入って平等にすればいいんじゃないの。それが自分で選んだ道じゃん」
「妊娠はおめでたいこと。だけど、それに適した年齢はあると思う。学校は学ぶところだから仕方がない」
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■「避妊についての教育が必要」
また、今回の報道では、「妊娠・出産を理由に高校を卒業できないことは、貧困の連鎖につながる恐れがある」ことも問題視されている。
ツイッターや女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、このことに対する意見もあげられた。
「中高から『妊娠・出産を見据えたライフプランを』『年齢が高くなると妊娠しにくくなる』と煽られ、まともな性教育の機会は与えられず、妊娠すれば守られない。これはおかしい」
「妊娠してからでは遅いこともあるにもかかわらず、教育現場では性教育がタブー視されている感が強い。小さいときから、性について知識をつけておくは絶対に必要」
まずは、性教育をしっかりと行い、「避妊の重要性」といった性の知識を、生徒自身が持つような環境を作ることが重要だという意見が見られた。
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■避妊せずの性交渉の経験
しらべぇ編集部では、全国20~60代の女性544名に「妊娠を希望していない避妊なしの性交渉」についての調査を実施。半数以上が「経験あり」と回答する結果になった。
学校や生徒の家の環境によっては、「休学して復学」というのが難しい場合もあるだろう。やはり、妊娠・出産で高校を退学ということが起こらないように、「性教育」について、根本から見直す必要があるのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の性行為経験者の女性544名(有効回答数)