内定で「就活資金が余った」学生に使い道をアドバイスするなら?

「社会人になると海外旅行は行きづらい」というのはやはり多くの人の実感としてあるようです。

2018/05/01 07:00



■4・5月の生活費に充てるべき?

一方、冷静なユーザーからは「初任給が出るまでの生活費に充てるべき」という声も。

・4/1から4/25の間の生活費に


・新生活開始するためにまた金かかるんじゃないの


・余ったお金じゃなくて余った時間の使い道を考えた方がいい


・若いうちから25万円ぽっちのお金が「余る」なんてことはありえない。よく考えなさい。というか来年4月の入社予定だろ? 経済情勢によっては内定取消し、内定先倒産、大地震、なんでもあり得るぞ


学生は忘れがちだが、会社員として働き始めても給与が当月支払いではない場合、初めての給与が会社から振り込まれるのは5月になる。つまり、1ヶ月半から2ヶ月間は手持ちのお金で過ごす必要があるのだ。(15日締め月末支払いの場合はまた変わってくるが、それでも振り込まれるのは半額程度だ)

実家暮らしかひとり暮らしかによって必要な金額は変わってくるが、もし後者であれば25万円は家賃と生活費で消える額と言える。


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■社会人が海外に行きづらい理由

「働き始めるとまとまった休みが取れないから、学生のうちに海外旅行に行っておくべき」というのは、社会人が学生に対してよく言うことだ。この記事を読んでいる学生の中にも、そのように言われた経験のある人は決して少なくないだろう。

しかし、記者としては社会人が海外旅行に行き辛いのは、休み以外の理由もあるように感じる。それは「給与」と「疲労」だ。

まず社会人1年目の給与は基本的に高くない。手取り20万円貰えたとしても、税金と社会保険料、生活費、一人暮らしの場合は家賃で消えてしまう。

親の扶養を外れたことでスマホ代などを自分で払い始める人もいるだろうし、ボーナスが出たとしても、仕事に慣れないうちに海外旅行の計画を立てるのは、器用ではない人には簡単ではない。

また、これに加えて「疲労」の問題もある。社会人は当たり前のように週5日8時間仕事し、人によってはこの倍働いているが、学生と違って春休み、夏休みなどの長期休暇がないので疲労が累積しやすいのだ。

その結果、どうなるか? 「休みの日は寝てゆっくりして疲労を抜きたい」「外出は楽しいけど疲れる」と考える大人が誕生する。

実際、しらべぇ編集部が全国20代〜60代の有職者649名を対象に、「1週間程度の休みが取れたら何をするか」調査したところ、全体の38.4%が「家でゴロゴロとしていたい」と回答していた。

とくに40代は半数近くが該当。働き盛りで子育ても真っ最中であることから、相当疲れているのかもしれない。


お金は貴重だが、時間はそれ以上に貴重。大学生は、後悔のない行動をしてほしい。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)
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