『ブラタモリ』が高い人気のタモリ 「アンチがいない説」を検証してみると…
国民的人気を持ち、「嫌いな人はいない」といわれるタモリ。本当にそうか調べてみると…
お笑いBIG3の一角であり、長年『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で司会を務め、「お昼の顔」として活躍してきたタレント・タモリ。
『いいとも』終了後も八面六臂の活躍で、とくに毎週土曜日夜19時30分から放送の『ブラタモリ』(NHK)は彼の博学ぶりと「笑い」が楽しめるとして、人気が高い。
そんなタモリは、日本でも屈指の「アンチがいないタレント」といわれている。
■タモリについてどう思う?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代1,474名に「タモリ」についてどう思うか、調査を実施。
結果、大好きと答えた人は14.7%と少々低い割合。しかし「まあまあ好き」が60.2%となっており、タモリに好意的な人は74.9%。やはり高い人気を持っているようだ。
一方、「あまり好きではない」は20.2%、「大嫌い」は4.9%で、否定的な人はわずか25.1%。「アンチが全くいない」わけではなかったが、露出度の高いタレントとしては、かなり低い割合といえる。
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■支持する世代は…
好意的な人を世代別で見るとある傾向が。
30代に圧倒的な支持を集めており、じつに8割を超える。その一方で20代の割合は若干低く、68.6%となっている。
『トリビアの泉』『ボキャブラ天国』『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)や『ジャングルTVタモリの法則』(TBS系)など、30代が青春時代を過ごした頃のヒット番組に多く出演していることが、この数字に影響している可能性が高い。
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■タモリの魅力はどこに?
タモリの魅力はどこにあるのか。複数の人に聞いてみた。
「普段は適当そうにしているけど、締めるところはきっちり締めることができるギャップが良い。博学なので、言っていることにも説得力がある。『ブラタモリ』では、そんなタモリの二面性がうまく活かされていると思う。
肩の力が抜けていて、脱力感があるのもいいですよね」(30代・男性)
「うるさくないことかな。最近はひな壇芸人とか、『俺が俺が』としゃしゃり出てくる人が多いけど、タモリさんは後ろから一歩引いてる感じで、それが心地良い。
それでいて自分に振られたときは、しっかり笑いを取れる。『笑っていいとも!』や『ミュージックステーション』など長寿番組が多いのは、自分は一歩引いて出演者を活かそうとする司会術が大きいのでは」(40代・男性)
「番組によってキャラクターを使い分けることができるところ。空気を読むのがうまいんだと思います。『ミュージックステーション』では司会に回り、『ブラタモリ』では見識を披露し、『タモリ倶楽部』では細かい笑いに徹する。
『いいとも』の最終回でとんねるず・ウッチャンナンチャン・ダウンタウン・爆笑問題らが総登場したとき、存在感を消して黒子に徹していた姿が印象的です」(20代・男性)
70歳を超えても、芸能界随一の人気と好感度を持つタモリ。その稀有なキャラクターで、これからも視聴者を楽しませてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,474名 (有効回答数)