恥を忍んで「賭け」に勝った西野ジャパン、悲願のW杯8強入り目指し強敵ベルギーに挑む
サッカー日本代表は、2日27時にFIFAワールドカップ・ロシア大会の決勝トーナメント1戦目を迎える。対戦相手のベルギー代表はどんなチームで、日本はどう戦うべきなのか。
■攻撃はワンチャンスをものにせよ
ベルギーを相手に日本が攻撃で多くのチャンスを作れる可能性はあまりない。しっかり守った上での素早いカウンターを狙い、ワンチャンスを確実に決める力が必要になってくるだろう。
日本には世界基準のスピードスターがいないため、攻守の切り替えが重要。攻撃に転じた際、どれだけの人数をかけて攻め上がれるかがカギになる。その上で、素早いパス交換やマークを外す動きでいかに相手を翻弄できるかが勝負だ。
ベルギーのDF陣は190センチ前後の長身選手がそろっているため、サイドからのクロスで空中戦を挑んでも勝ち目はほぼない。連動しながらの細かいパスワークで崩し、ノーマークの選手を作り出してシュートに持ち込む以外ないだろう。
そして最大のキーになるのはセットプレー、とくにフリーキック(FK)だ。日本には柴崎と本田圭佑(パチューカ/メキシコ)という優れた左右のフリーキッカーがいる。アグレッシブな攻撃を仕掛けることでいい位置でのFKが得られれば、得点のチャンスはある。
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■スタメンはどうなる?
本記事ではここまで、ベルギー戦の先発メンバーがコロンビア戦およびセネガル戦に準じるものになることを前提にしている。それが現在の日本代表にとってベストメンバーであることがはっきりしたからだ。
ポーランド戦では、前述の通りリスクを冒してメンバーを大きく入れ替えた。それは決勝トーナメントにベストメンバーで臨むための布石だ。
さらに、4−4−2のシステムはお世辞にも機能していたとは言いがたかった。とくに香川と乾のホットラインを外したことで、前線と中盤が大きく間延びするシーンが多く見受けられた。
中盤で起用された酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)と宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)が、後ろの酒井宏や長友佑都(ガラタサライ/トルコ)とうまくかみ合わず、時として渋滞を起こしていたシーンもあった。
■あとは最善手を出し続けるだけ
今の日本代表が最も機能するシステムは4−2−3−1であると考えて間違いない。柴崎、香川、乾がゲームを支配してほかの選手たちを生かしていたことからも、「トップ下・香川」はもはや必要不可欠なピースだ。
ここからは、負けたら即終了のノックアウトステージ。しかも相手はとんでもない強敵だ。休養やシステムの試行錯誤などを考えている余裕はない。
負けて元々、ここまで来たらベストメンバー&ベストフォーメーションで全力を出しきるだけ。これ以上なくシンプルな話だ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)