ミシュラン2つ星寿司店が「日本一ウマい」と認める海苔『塩屋一番』が泣けるほど美味
まさに芸術品レベルの海苔
■最強の寿司に渡り合える海苔はこうしてできた
さらに歯切れをよくするため、ただでさえやわらかい一番摘みの海苔を細かくし、板海苔の形に仕上げているそうだ。
コレは全体で作ることができる海苔の量が減ってしまうため生産者はやりたがらない工程だが、こうすることで板海苔1枚3~3.5グラムの海苔を使えるところ、4.5グラムまで増やすことに成功。
そうした工程を経なければ、仙八の最強クラスに美味しい酢飯・寿司種と渡り合えるほどの厚みを持ちながらもパリッとした歯触りや旨味を兼ね備えた海苔はできなかった。
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■そのまま食べても最高に美味
塩屋一番をそのまま食べると、厚いのに最高に良い歯切れをまずは楽しめる、次に海苔が舌に触れると、心地よい海苔の旨味が広がっていく。
次に細かくなった海苔が口いっぱいに広がり、鼻から素晴らしい海苔の香りが抜けていくのだ。板海苔で食べてここまで完成度の高さを感じられる海苔は、ほかにあるだろうか。
■塩屋一番をドラゴンボールで例えると
あまりに塩屋一番がウマすぎたので、自宅で子供と巻き寿司を作ってみたのだが、最高に美味しい海苔を使うだけでここまで味が変わることにも驚かされた。
素人が作った酢飯とスーパーで買った食材だけの巻き寿司なのに、塩屋一番がそれぞれのウマさを限界まで引き出しているではないか。ドラゴンボールに例えたら塩屋一番はナメック星の最長老みたいな存在だろう。
ヤムチャ並の潜在能力のスーパーの素材でも極限までウマくなり、仙八のように孫悟飯クラスの実力がある素材は神レベルの味に到達させてくれる。
■気になる人は河内漁業協同組合へ連絡を
塩屋一番は生産量が物凄く少ないため、購入は困難だが、もし日本一クラスに美味しい海苔を食べたかったら、生産元の河内漁業協同組合へ連絡するといいだろう。
あまりにウマすぎて普通の海苔が食べられなくなってしまう可能性があるが、間違いなく本物の海苔の美味しさに気づけるはず。気になる人はぜひチェックしてみよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)