はまじは実在した! FC東京・長谷川健太監督、自らも登場する『ちびまる子ちゃん』語る
FC東京の長谷川健太監督が29日、自身がモデルとなったマンガ『ちびまる子ちゃん』の登場キャラクター・ケンタについてコメントした。
■奇跡的な偶然
同じ小学校の同学年に将来のプロマンガ家とプロサッカー選手がいた、というのも比較的珍しいケースと言えるが、この2人の場合はそれ以上だ。国民的人気アニメの原作者と、Jリーグを代表する名監督。
ここまでハイレベルな功績を世に残す者同士が同級生だという事実は、もはや「奇跡」と呼んでもいいくらいの「偶然」と言えるだろう。
さくら氏の生前には雑誌での対談も実現している。その際、長谷川監督は「さくらさんのことは全く覚えていない」と正直に告白し、さくら氏も「長谷川くんとは同じクラスになったこともないし、無理もない」と理解を示している。
サッカーで全国的に活躍していた少年と、教室でマンガばかり描いていた少女。互いの印象に差が出るのも、仕方がないことなのかもしれない。
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■サッカー大好き少年ケンタ
長谷川監督は静岡県出身の52歳。小学生時代から全日本少年サッカー大会で優勝を経験するなど、日本の「サッカーどころ」として知られる清水市で高いレベルのサッカーに親しんで育った。
1988年に日産へ加入したのち、1991年には地元に新設された清水エスパルスへ入団。1993年のJリーグ発足以後は、1999年の現役引退まで清水一筋でプレー、中心選手として活躍した。
日本代表としても国際Aマッチ27試合に出場。1993年のFIFAワールドカップ・アメリカ大会のアジア最終予選で、初の本戦出場を目前に試合終了直前で同点ゴールを浴びて予選敗退するという、いわゆる「ドーハの悲劇」を体験している選手でもある。
引退後は指導者に転身。筑波大学、清水、ガンバ大阪で監督を務め、G大阪ではチームをリーグ優勝にも導いた。今季よりFC東京の監督に就任し、第24節終了時点でJ1リーグ3位の好成績を維持している。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)