立教大学園祭「橋本環奈イベント」に1000人殺到で中止 早稲田祭もアイドルヲタが暴徒化
かつては「学園祭クイーン」と呼ばれるスターたちが存在したが…。
渋谷ハチ公ハロウィン並みの混乱が立教大学で起きた。3日、同大学放送研究会は女優の橋本環奈を招いての学園祭イベントを行うはずだった。
ところが、イベント当日は300枚の整理券に対して観客1000人が会場に集結。女性6人が転倒するなどして軽傷を負ったのだ。会場は、満員電車のごとくぎゅうぎゅう詰めだったという。大混乱に陥ったため、警視庁池袋署から待ったが出て中止となった。
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■過去にも著名人を招待していたが
イベントの主催者は過去2年でミッツ・マングローブ、杉浦太陽、原幹恵、エスパー伊東を呼んでトークショーをやってきた。著名人を呼ぶのは、初めてではない。
博多のローカルアイドルからブレークした橋本環奈は、「千年に一人の美少女」と呼ばれたほどの美貌で、高い人気を誇る。主催者は橋本人気を甘く見ていたのだろうか。
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■かつては引き継がれていたノウハウ
各種学園祭に古くから足を運ぶある学園祭マニアは語る。
「80年代、90年代の学園祭には、今でいうアイドルイベントがたくさんありました。杉本彩や千堂あきほ、SHIHOらが学園祭クイーンとして話題になり、いくつもの学園祭で公演していたけれど、今や学園祭クイーンは消え、超有名なアイドルを学園祭で呼ぶことはなくなった。
だから、学生側は警備や設営、案内・誘導といった運営のノウハウがなく、橋本さんのイベントを円滑に行うことができなかったのでしょう。主催者はTwitterで謝罪しましたが、学生を攻めるのは酷ですね。
バブルの頃は、大規模なイベントをやる場合は警備会社に警備を頼んだり、ステージへの導線をどうするかといった準備などを入念にしましたし、タレントの『入り』と『出』まで厳重に管理していました。
もし、また大規模なイベントをやりたいのならば、かつての学園祭の運営をOBから教えてもらうことですね」