グラビア表紙を席巻する女優・福島雪菜 「色気もありつつ魅力的な女性に…」
秋元康氏プロデュースの[劇団4ドル50セント」の連続インタビュー第5回。
■『新しき国』を振り返ってみて
今年2月に上演された劇団4ドル50セントの旗揚げ本公演『新しき国』が、動画配信サービス「dTV」で20日から配信開始。動画で観劇してくれる人に向けて、福島が演じた役柄について振り返ってもらった。
福島:『新しき国』で演じたのは野原昌(のばらあきら)っていう女子高生の役なんですけど、私も大阪出身でずっと東京に憧れて親に反抗したりしていた時期があるので、自分と今までで一番近いんじゃないかなって思う役でした。
だから、「福島雪菜はこういうところもありましたよ」っていうのも含めて観てもらえると、私のことも知っていただけると思います。
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■『新しき国』をより楽しむために
最後に『新しき国』の見どころを訊いたところ、作品をより楽しめる方法があるようで…
福島:この劇団の舞台って、秋元さんがプロデュースしてくださっているので、自分たちの歌やダンスがあるじゃないですか。まずはそれが強みだなっていうのがあると思います。
でもそれだけじゃなくて、丸尾さんに「普通のミュージカルや音楽劇とは違って、劇団4ドル50セントはミュージックビデオ的な芝居ができていくのがいいんだよ」って話していただいて、私も確かにそうだなって。
お芝居で歌に繋げていくっていうか、歌に繋げるためにお芝居をしていくみたいな。そこがほかの舞台とは違うし、劇中で使われる曲を知っている方だったら、より楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますね。
と話してくれた。なお、見どころについて質問した際に、福島は「結構みんな雨のシーンとか言ってますよねえ?」と記者に逆質問。
「そうですね、みなさんそのシーンについて話されていますね」と返答してみたところ、「ほんならあ…(笑)」と関西弁全開で、前述した福島流の楽しみ方を教えてくれた。
全ての質問意図を完璧に汲んでくれ、さらに、ほかの劇団員が話していないであろうことを伝えてくれようとしてくれるその気づかい。
こうしたことが瞬時にできるのは、彼女の頭の良さはもちろん、その意識が常に舞台を観てくれるお客さんに向いているからなのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)