立憲民主党、勝間和代氏のパートナーでLGBT活動家の増原裕子氏の参院選擁立を発表
渋谷区の「同性パートナーシップ証明書」第1号としても知られ、現在は経済評論家の勝間和代氏との交際をオープンにしている増原裕子氏が、立憲民主党の参院選候補者に。
■結党前から知っていた
枝野代表は、
「多様性ある社会と経済、ダイバーシティ経営に向けたさまざまな仕事を展開されており、立憲民主党立ち上げ前から知っていました。
実際にコンサルタントの立場からそれを推進していくための具体的な努力をしている経験、そしてそれは私どもが目指している多様性ある、お互いに認め合う社会というものに向けて、貴重な経験と能力であると思っている」
と、増原氏の擁立の意義を強調。増原氏は、
「8年前から市民活動に携わっており、とくにLGBTや女性を取り巻く課題について、当事者性をもって声を上げ続けてきたが、一人ひとりが声を上げても民意を示しても、その声をまったく聞いてくれない政権の元では、人々の困りごとは解決されることなく、どんどん山積みになっていく一方。
女性、高齢者、障害のある人、そして外国人、LGBT、シングルマザー、シングルファザー、経済的に困っている人、それらを含むすべての人がもっと息がしやすい社会を作っていくために、民意を蔑ろにする安倍政権としっかりと対峙していきたい」
と抱負を述べた。
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■国際都市・京都を発信
福山幹事長は京都府連の代表として、
「京都は国際都市であり、オリンピック・パラリンピックも控える中で観光客も多く、その時にダイバーシティをしっかりと具現化し可視化ができる京都、国際的にそういった価値を発信できる京都には増原裕子さんがふさわしいと考えた」
と増原氏を公認候補者として決めた理由について語った。立憲民主党は来年参院選において、豊島区議でゲイの石川大我氏を比例代表区での擁立を決めており、増原氏はLGBT候補者として2人目となる。
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(取材・文/France10・及川健二)