志村けん、ドリフターズ・いかりや長介を語る 「後継いで良かった、師匠として間違いなかった」
『中居正広の金スマSP』にゲスト出演した志村けんがドリフターズ、いかりや長介への想いを語った
■長男が明かす「志村への想い」
個性的な演技で俳優としても大成したいかりやだが、「『全員集合』が終わった後も気になる存在。録画して全部チェックして、ああだこうだ言っていた」と、志村の動向を常に気にかけていたことを長男が明かす。
またNHKの歌番組で楽屋が同じだった時に、志村と交わした何気ない会話を家族に嬉しそうに話したエピソードも披露。長男は「変なわだかまりとかはないんだな、と感じた」と語り、噂されたような不仲説は否定した。
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■志村「僕の師匠としては間違いなかった」
大病を患い余命もわずかと診断されたいかりやと志村が最後に共演したのは、2003年12月放送の『40年だよ!! ドリフ大爆笑』。志村は「ほとんど声も出なかった」と当時のいかりやを振り返った。
長男は「自分の締めくくりとしてやっておかなきゃいけないこと」だったと推測しているが、いかりやは治療中、誰にも言わずこっそりと志村の舞台を観に行っていた。さらに亡くなる3週間前の自宅療養中、意識が朦朧となりながらメモ帳に記した走り書きには「加藤がえらい、志村がえらい」と綴られていたという。
「ドリフターズは家族みたいなもの」志村は語る。初めて耳にするいかりやの晩年のエピソードが長男から語られると、「今から見ると、笑いに一生懸命だったとわかる。その後を継いで良かった。僕の師匠としては間違いなかった」と言葉を絞り出した。