学校に校歌があるのはあの革命のマネ? チコちゃんの解説が意外だと話題に
『チコちゃんに叱られる』で校歌があることの理由を解説。あの革命が関わっていた…?
13日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマ「学校に校歌があるのはなぜ?」が、話題となっている。国歌や県歌があるため疑問に思わなかった人も多いかもしれないが、校歌があることには意外な理由があるという。
■校歌の起源はフランス革命
テーマに対するチコちゃんの回答は、「フランス革命のマネをしたから」という。国民に理想のあり方を歌で植え付けることから始まったそうだ。
明治維新で、様々な欧米思想が取り入れられた際に、音楽を研究する組織「音楽取調掛(おんがくとりしらべがかり)」が作られたという。この組織は西洋音楽を研究して、新しい日本の音楽文化の基礎を作ろうとしていた。
つまり、芸術としての音楽を研究するのではなく、国家統治の道具として音楽を研究。明治維新では、支配体制がガラリと変わったため、愛国心や郷土愛を育てたかったという。その目標のために音楽を利用しようとした。
フランス革命では、皆が同じラ・マルセイエーズ(現在のフランス国家)を歌うことで思想統一し、同じ目標に向かって戦い革命を成功させたと考え、それをマネして「校歌を愛国心・郷土愛を育むような歌詞にすることにした」と解説した。
校歌は当時の法律によって、国に承認を得ないといけない仕組みになっていたようだ。ちなみに現在では、J-POPのような校歌もあり、幅が広くなっている。
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■意外と覚えている校歌
学生時代に何度も歌った校歌だが、卒業すると全く歌わなくなるもの。それでも「意外と校歌を覚えている」という声が多く集まった。
https://twitter.com/kn_bias/status/1116845576530698240
https://twitter.com/koakiringo/status/1116845337644191746
小学校の校歌は覚えてる
まじめに歌ってたからかな
年数も長いし#チコちゃんに叱られる— ひろりん。 (@hirorin1937) April 12, 2019
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■母校への思い入れを調べてみたら…
校歌を思い出すと母校の記憶が蘇ってくる人も多いのではないだろうか。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査したところ、男性、女性共に半数の人が「母校に思い入れがない」という回答した。
クラスメイトや部活の友達に思い入れはあったとしても、学校自体への愛はあまりない人が多いようだ。
学校ごとの特色が出てくる校歌だが、意外なことからスタートした。じつは日本では海外に憧れて始めた事柄が多いのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)