「筆談ホステス」として話題の斉藤りえ前区議 立憲民主党から参院比例区に出馬へ

北区議選ではトップ当選、現在は小学4年生の子供と暮らすシングルマザーでもある。

2019/05/09 08:30


斉藤りえ
(画像提供:立憲民主党)

「筆談ホステス」として話題になった青森市出身で元東京都北区議の斉藤りえ氏が夏の参院選比例代表に立憲民主党から立候補することになり、7日、国会内で出馬会見を行った。福山哲郎幹事長が同席した。



■1歳で聴力を失う

斉藤氏は青森市出身の35歳。1歳の時に病気により聴力を完全に失い、聴覚障碍者になった。著書『筆談ホステス』によると通常の高校に通うも同級生らとの関係がこじれ、不登校に。母は学校へ行くように促すも決断は重く、高校を中退した。

「人と関わることが好き」ということに気がつき、まずは、洋服店でアルバイトを始める。洋服の勉強をよくして、客に似合う服を選ぶセンスを磨いて、人気店員に。しかし、店は突如閉店してしまう。


関連記事:立憲民主党、参院比例区にテレビコメンテーターでお馴染みの落合洋司弁護士を擁立

■「筆談ホステス」として話題に

その後、地元、青森で家族の反対はあったものの、ホステスになった。初めは悪戦苦闘するが、筆談を通して接客するやり方で人気を得た。

その後、上京して銀座のクラブ勤務時でも筆談を活かした接客で「筆談ホステス」として話題に。

また2015年には東京都の北区議会議員選挙に新人として立候補しトップ当選、1期4年の任期を務めた。現在小学3年生の娘を育てるシングルマザーでもある。

次ページ
■「多様性を認め合う社会」を
シングルマザー参院選立憲民主党福山哲郎
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング