川崎・登戸刺傷、現場で行われた「トリアージ」とは… ネットで動揺広がる
川崎市・登戸駅付近の19人が負傷した事件現場で行われた、「トリアージ」という対応。インターネット上では様々な反応が…
■ネット上では批判の声も
インターネット上で「トリアージとは何か」との反響が相次いだことを受けて、同日放送の『ひるおび!』(TBS系)で解説が行われた。ところが、インターネット上では以下のような反応が相次ぐことに。
「今日トリアージの話必要なのかぁ~」
「トリアージの知識は必要だと思うが、今必要か? 心を痛めている人がたくさんいるのに…平常時にやれ!」
「えっ!? マジでトリアージの解説を今するの? やることがないからといって、これは酷い」
トリアージを行なった場合に「助かる見込みがない」と判断される場合もあることから、「つらい言葉」「今説明するべきではない」との声が目立つ。
しかし、こうした批判は本当に的を射ているのだろうか。「平常時に」トリアージについてメディアが扱うことは、ほとんどない。ごくまれに医療ドラマなどで描かれるシーンがあるが、報道においてはこうした機会にしか知りえないのが実情だ。
では、トリアージを正しく理解することは、どのような意味があるのだろうか。
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■正しく理解するということ
今回の事件について、しらべぇ編集部は小学校に養護教諭として勤務した経験のある女性から話を聞いた。
「本来、人の命に優先順位など付けられるものではありません。傷病者全員を助けるのが医療従事者の使命だと思っています。トリアージは、命を救うための行為です」
トリアージについて正しく知ることは、一刻一秒を争う緊急事態の中で、医療関係者が行っている懸命な努力を理解することにつながる。
多くの人々が犠牲となった今回の事件。亡くなった被害者の方々の冥福を祈るとともに、1人でも多くの命が救われることを切に願う。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ)